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浪人向け予備校の紹介(2022年度更新版:鳥取県東・中部版)

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

本日は、ローカルな話題で申し訳ありませんが、鳥取県東部・中部という浪人するための予備校があまりない環境において、どこが候補として上がるのか、それぞれ学費やシステムがどう違うのか、を比較できるように記録していきたいと思います。他の地域の方でも、私がピックアップしている特徴を各地域の予備校のものを並べて比較することで、予備校の姿が見やすくなってきます。

大前提として予備校=学校のように毎日朝から通える環境、として説明します。あと私が知らない予備校は載せてません!こんなところもあるんだよ!と言うお話がありましたらメッセージなどください!

また、「評判」を羅列する記事ではありません。あくまで学費を羅列し比較したり、学費の範囲内で提供されると書いてある、あるいは通ったことのある生徒から聞いたシステムについて羅列していく、という意図です。

2022年3月の情報で更新しています。更新しきれてない部分があればお知らせください!

大前提知識:進学実績や点数向上は参考程度にする

これからお話しするのは、非都市圏に置ける予備校の話です。大手予備校が地元にあり、有名講師がライブ授業を担当するような予備校があるところは想定していません。

①進学実績についての注意
難関大学、特に難関私大への進学実績は、上位の生徒が大量に併願して合格している場合がほとんどです。多くの場合、ボリュームゾーンの子には当てはまりません。

どういった成績層の生徒がボリュームゾーンにいて、どういう大学を志望することが多くて、実際にどこに受かっているか、など自分と同じカテゴリに該当する人(志望大学、現役時の成績、得意科目不得意科目など)がどのように学習を進めているのかについて詳しく調査しましょう。

②点数向上についての注意
何点アップ!という点数向上の文句も、あまりあてにはなりません。どの予備校でも、現役時より下がる人も上がる人もいます。時々200点ぐらい上げる人もいますが、元々の点数をよく見てみてください。

仮に、450点以下ならば、そもそも現役時に勉強が間に合っていなかった(部活生で無理だった、やる気がなかった、など)ので、まともに1年間勉強したらどこでだって点数が上がる可能性が高かった人かもしれません。

他にも例えば、600点台から750点以上に伸ばす人が多く集まっている場合には、難関大志望者にとって良い環境だと言えると思います。

対象とする予備校のリストアップと簡単な説明

①鳥取予備校→集団・特待あり
②あすなろ予備校→集団・AI教材演習・代ゼミサテライン・特待あり
③レイズ→個別・集団併用、毎週の面談でカリキュラム設計
④倉吉鴨水館→集団・国公立志願前提
⑤東進衛星予備校(鳥取駅前)→映像授業・AI教材演習・早期申込割引
⑥代ゼミサテライン予備校→大手予備校の授業がそのまま受けれる

学費

多くの予備校は私立コースと国公立コースが併設してあり、その全てが私立コース<国公立コース となっています。国公立大コースしかない倉吉鴨水館や、コース設定がない映像授業系の予備校は、1つの料金のみの設置、あるいは講座数に応じた学費になります。

一覧での比較

補足の太字の基準は、顧客(主に親:学費捻出者)の視点から、差別化につながりそうな部分、つまり、書いてある料金から受け取れる各予備校のメリットを基準に記しました。

指導スタイル

集団授業の予備校からシステムを整理・羅列していきます。集団授業ということは、隣で誰かが同じ授業を受けているため、新たに友人付き合いが発生したり、高校までの人間関係の付き合いが継続したりするため、そのこと自体がリスクになります。

リスクというのは悪いイメージがありますが、そうではなくて、単なる「変動可能性」です。良い方向に振れる(集団で努力する方向に向かう)こともあれば、悪い方向に振れる(集団オサボリの無職カフェたむろ軍団と化す)こともあります。

授業は自分の意思と関係なく設定されるため「学校に行けば強制的に勉強に向かえる」という集団授業のメリットを活かすことがこのタイプの予備校を検討する際には必要な発想です。一人だとやる気が上がりにくいとか、目の前にいる人との対抗意識が生まれやすい生徒にはピッタリでしょう。

また、選んだコース・クラスの授業は特別な事情がない限りは基本的に全て活用(授業を受ける)した方が良いです。受験に必要な科目は、定期的に学習していかなければ忘れてしまいますし、授業時間中もそこにいるだけでは学力はつきませんから、ボンヤリ過ごすことなく、授業で得られることを最大化しましょう。授業中も、手元に必要な副教材をきちんと用意して、ノートを取るだけではなく自分で必要な情報を取りに行きましょう。特に国公立志望者の副教科に関しては、授業時間を無駄にせず基礎のインプットの時間にするのが良いでしょう。何の工夫もなしに、授業をひたすら受けることほど無駄なことはありませんよ。そこにいるだけで成績が上がるような、温泉に入っているわけではありませんからね。

また、授業時間以外の過ごし方、具体的には自習時間に何をするかのコントロールが必要です。具体的に課題や自習方針が課せられる場合もあれば、小テストを頻繁に行ったりAI教材を課して、演習の手伝いをしてくれる予備校もあります。しかしほとんどの場合はそれだけでは足りませんので、ガイダンスや授業中で指示されることを聞き逃さずにやっていく必要があるでしょう。

こうした自習のコントロールに関しては、あすなろ予備校さんのように、個人面談の中で実施していると紹介があったりしますね。個人面談の紹介がない場合でも、相談に行けば答えてあげる、と言う予備校がほとんどだと思いますので、積極的に相談に行きましょう。

基本的にはどこの予備校も、自社のコンテンツをしっかり活用しろ、ということだと思います。集団授業ではそれぞれの講師から具体的な自習指導があればそれに従いましょう。なければ悲惨なので、相談に来てください。

集団授業予備校の詳細

続いて個別指導・映像授業の予備校のシステムを整理・羅列していきます。

個別指導は、少人数で授業や演習を進めて、頻繁に質問応対ができるのが特徴です。また自習の管理もしてくれるので、現役の時、勉強がそもそも何をしていいかよくわからなかった!先生の言う通りに課題とかやってたけど全然伸びへんかった!という人には学習環境もセットでついてくるのでうってつけですね。それから、人に直接相手してもらわないとやる気がでづらい、質問しづらい、と言う生徒にもオススメです。

個別指導においては、講師との距離が近いことがリスク(変動要因)です。コーチングをきちんと学び生徒との距離感や人間関係を適切に維持できる先生なら、生徒のやる気や学習方法を適切な方向に導いてくれます。個別指導を専門にする予備校ですから、研修をしっかりされている先生方が対応してくださるでしょう。ただそうは言っても人間関係ですから相性もあります。担当してくださる方が、信頼に足ると思える先生かどうか、まず話に行ってみるのが良いでしょう。

地方だといまだに映像授業の存在感って薄いのですが、映像授業だけでなくWEBを通じた演習システムもかなり発達してきています。例えば東進では大量の過去問演習や分野ごとの細かいインプットができたりなど、自社コンテンツだけで全部学習させよう!という気持ちが溢れています。また、代ゼミサテラインの方は、予備校の授業(1年通して設計してある授業)をそのまま収録している物が多いですから、1年を通した学習計画を提示してくれる授業が多く、授業自体が進捗管理の役割を果たすことが多いです。先生も時期に応じた学習方法を提案してくれます。

映像授業主体の予備校では、モチベーション管理がリスク(変動要因)です。東進は合格指導面談(担任と生徒が一対一で面談を行う)など、モチベーション管理の手法が取り入れられていますが、頻度は校舎によって異なるようです。また、映像として発信できるだけの先生が担当しているわけですから、授業自体もやる気が上がるように作られている物が多いです。元々ある程度のやる気があり勉強に淡々と向かえる生徒は、徹底的にやり込めるコンテンツが揃っていますので映像授業主体の予備校はオススメです。私もこのタイプでしたのでうまく学力が上がっていきました。

個別指導・映像授業の予備校の詳細

本日は以上です。

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