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大型ホテルに泊まってみた

伊豆長岡温泉 ホテル天坊

相方はかつて勤めていた会社の忘年会で伊豆長岡温泉に来たのだという。
でも、全く記憶にないらしい。
きっと嘘だと思う。バブル期に歓楽街的温泉として栄えていたので、
秘めたる楽しいイベントもあったに違いないと推測している。

冗談はさておき、今は地域の文化的観光に注力しているらしいです。

北条氏の所領地だったので、古くから湯治場として栄えていたようですが、
温泉地全体は比較的新しめの大型ホテルが多いように思います。

1.アクセス

伊豆長岡駅方面から温泉地に向かう県道に入り、R414とぶつかって北上していくと、高台にホテル天坊がそびえてきます。
長岡地区を一望する立地で、ちょっとテンション上がります。

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2.部屋

大型ホテルの受付は、一番入館者が多い時間帯はロビーで待たされることも多く、やはりコロナ時代突入なので、個々のホテルの対応はかなり気になる所です。

ホテル天坊のエントランスに車を入れると、スタッフさんがさっと駆け寄ってきて、車内にて、宿帳の記入と検温を行います。
これは密を避ける中々のアイデアだと思います。まず、屋外であること、対象者は我家だけですから感染の心配も少ないです。

ロビーに入ると背の高いすらっとした女性がきびきびとお客様をさばいていて、フロント対応だけでなく、なるべくお客様を待たせないというホテル側の対応が伝わってきてとても好印象です。

先客がいますが宿帳は記入済ですから、フロントで説明だけでスピーディに部屋に案内されます。

一通りお部屋で説明を受けて、お部屋は6階なので中々展望がいいです。

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バストイレ付きで洗面所とトイレは別で、トイレも広くて快適です。
洗面所には、乳液と化粧水、ハンドソープ、ドライヤー、タオルが。
沸騰ポットと冷水のポットが常備、冷蔵庫は販売用の飲み物と、
持ち込みを冷やしておけるスペースもあります。
10畳の和室と広縁付きですが、使い勝手がよく快適です。

茶菓の準備がしてありますが、相方がお風呂お風呂と待ちきれない状態なので、お風呂に向かいます。
鍵が2つあるので、別々でもいんですけどね。。。

アルコール消毒はエレベーター前と食事場所などの共有施設にあります。

3.温泉

さてさてエレベーターで3階まで下って行きます。
ここのシステムはタオルだけを部屋から持っていき、バスタオルは浴室完備で、1回ごとに使い切りでその都度新しいものが使えます。
濡れたバスタオルを何回も使わなくていいので、これは本当に快適です。

男湯、女湯は同じデザインで内風呂1、露天3からなり、入れ替えなしです。
内風呂は広々としていて、ガラスばりなので解放感があります。湯温は私には丁度いいので40℃くらいでしょうか。洗い場はシャンプー、リンス、ボディソープです。メーカーは思いだせない。。。ポーラだったかな?
泉質はアルカリ単純泉で、これは長岡温泉共通のようです。

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露天風呂が3つとはさすが大型ホテルなので、どや~な風情が漂います。
庇がついているので、雨でも安心です。
御影石のジャグジー風呂、湯温高めの岩風呂は一番外側に近い場所です。
そして今回一番気に入ったヒバを使った浴槽は壁面に備長炭が敷き詰められていました。湯温は熱めです。

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実は、大型ホテルのご多分にもれずここの温泉も貸切風呂を除いては、
循環・殺菌が施されています。
それは承知の上での宿泊でした。
伊豆長岡温泉は源泉数30を誇り、湯量も豊富と聞いていますが、本当に残念ですが、衛生面からも仕方がないのでしょうか。

唯一救いなのが、ヒバを使った露天風呂がヒバと備長炭の効果でしょうか、まったく塩素の臭いがしないのです。なので、この風呂にばかり浸かっていました。

脱衣所はドライヤー、基礎化粧品が完備でした。

お風呂を出て、エレベーターの前で相方と待ち合わせしますが、10分以上も待たされます。私はドライヤー使ったりするので、結構入浴時間掛かると思うんですが、相方長湯すぎだろ。。。
なので、エレベーターの前で待っていると、右か左かわからずきょろきょろするお客様に、「右ですよ」ってご案内したりしちゃいますよ。
相方出てきても、反対側で自販機のぞいてたり、絶対自分のが早いと思ってうろうろしてますが、とっくに私待ってますからねw

鍵が2つありますから、待ち合わせしなくてもいいんですが、入館の際、ドリンク券をいただいたので、風呂上りに2階の喫茶コーナーに向かいます。
私はミルクティ、相方はメニューをじっと見つめて、ホットケーキも食べたいということで、コーヒーとのセットを注文。

待っている間フロントの方を見やれば、お客様がひっきりなしです。
日曜日の宿泊なのに、人気の宿なんですね。

飲み物もいただいて部屋に戻れば、さあ、冷やしておいたビールを頂きます。やっぱ、風呂上りはこれだよね~

4.夕食

衝立で仕切った食事処での食事になります。掘りごたつ式になっていて足元は床暖房が入っています。一区切りは広く取られていて至れり尽くせり!

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まずは前菜から
イカの三升漬け、菊花和え、蟹真丈、蓮根マリネ
季節感がたっぷりでお酒が進みます。特にイカの三升漬けがぴりっと唐辛子が効いていいお味。
相方はプレモルの生ビール、私は日本酒3種飲みくらべ(トップ画像)で
高砂 富士の国 本醸造、あらばしり、富士錦 純米でした。
あらばしりがすっきりしていて結構好みでした。

お造りは6種で、中トロがねっとりとしていておいしい。どれも新鮮でやっぱり日本酒がぐいぐい進んじゃいます。

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gotoの地域クーポンもあるので、鯵のたたきを追加します。おいしい~

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火の物は金目鯛のしゃぶしゃぶです。
決して量は多くないですが、美味しいものを少しづつは色々楽しめていいですね。ポン酢しょうゆでいただきます。

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揚げ物は真鯛の揚げ出しの蟹あんかけ、海が近いですからやはり海の物がメインで魚好きにはうれしいメニューです。味付けもしつこくなくて我家好み

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ここで日本酒が足りなくて八海山の本醸造を冷酒で追加します。
相方も生ビールをおかわりです。

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こちらがメイン料理かな。オープンキッチンで選べる作りたてのお料理は、
金目鯛、牛肉、アワビからチョイスです。
私は金目鯛のムニエル

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相方はアワビのグリルです。

金目鯛は皮はパリッと、中はしっとりで美味しかったです。
アワビも柔らかくソースとの相性もよかったです。

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あおさの茶わん蒸し

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桜エビの炊き込みご飯としじみ汁と続き

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自家製杏仁豆腐でシメでした。

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みな美味しくいただきました。

5.朝食

朝食は7時からの時間を選びます。これで朝の仕事の時間に余裕で間に合います。ごく普通の朝食メニューが準備され

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席に着くと、しばらくで焼きたての鯵の干物と卵焼きがやってきます。
これは熱々で卵焼きは出汁巻きと関東風の間のような調理法で、
やや甘めですが、ふっくらとして美味しかったです。

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飲み物と、ご飯のおかわりは各自で取りに行くスタイルでした。
コーヒーが挽き立てでナイスです。

6.まとめ

まず、従業員の方々の接し方がやわらかく、笑顔とスマートな身のこなしで
とても好印象でした。
部屋、食事処、トイレ、大浴場のどちらも掃除が行き届いて居心地の良さは抜群です。
コロナ対策も万全で、安心して泊まれるお宿だと思います。
gotoキャンペーンもいよいよ地域割引も利用できて、宿での飲み物代や追加料理がほぼ持ち出しなしで利用できたこともうれしく、こんな料金で泊まれていいの?とこちらも感謝です。

楽天の口コミも高評価が多く、努力しているお宿はやはりお客様も大勢こられるのだなと納得のお宿でした。

*部屋:★★★★★ 清潔で過ごしやすいです
*温泉:★★★   少しのとろみがありますが循環なのが惜しい
*食事:★★★★★ 品数が多く海の幸のおいしさは格別です
*接客:★★★★★ 気遣いを感じます


*浴室の写真は一部HPからお借りしました

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