日光に遊び温泉寺で温泉の御利益を
日光を開山された「勝道上人」が、延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様をお祀りしたのが始まりだそうです。
江戸時代には広く庶民にも知られていたようですが、上人様と日光奉行の許可がないと入浴を許されなかったという、中々ありがたくも尊く敷居の高かった温泉だったようです。
今は入浴料さえ収めれば、どなたも入浴できます。
こちらを訪れたのは数年前のちょうど今頃です。
霧降高原のニッコウキスゲがちょうど真っ盛りで、こちらは女峰山の登山口になりますが、園地になっているのでお花を十分に楽しめます。
当初の計画では、霧降ノ滝から標高差590m、10kmの道のりを霧降川の滝を愛でながら、大山を経由して霧降高原に向かう予定でした。
だけど、登山道を偵察に行くと、ヤマビルが。。。
ヤマビルはだめです、天敵です。いないだろうとヤマビル対策してこなかったので、丸腰で戦うなんてとてもできません。やめやめです。
霧降ノ滝だけ観瀑台から見学してここを終了、霧降高原のみ遊びました。
予定が狂ってしまったので千手ヶ浜に向かいます。
湖畔の駐車場に停め(トイレあり)中禅寺湖の北面を遊歩道はさしたるアップダウンもなく千手ヶ浜に向かいます。(片道3.8km)
中禅寺湖の一段高い所をトラバースしていた遊歩道はやがて浜に降りると、巨木たちがお出迎え。
高山からの登山道が右からあわさると船着場はもうすぐ。男体山もその姿を現します。船着場からものの5分でクリンソウの自生地でした。
クリンソウはほぼ終わりかけでしたがなんとか間に合いました。
こちらには2017年、勝道上人が784年に建てたとされる「千手堂」が再建されました。
散策を終え、湯元に向かって温泉寺(¥500石鹸のみ)で温泉です。
参道から歩いていくと、当たり前ですが普通にお寺さんです。
本堂の左手に庫裡の入口があってそちらから伺います。
やたら猿が多いですw さすが日光!受付をしていざお風呂に。
薬師湯と言うそうです。
泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。泉温は71.4℃で加水ありかけ流しです。湯の花も舞います。
本来の色は薄いエメラルドグリーンですが、加水すると乳白色に変わります。奥日光湯元温泉は日本で四番目に濃い硫黄温泉だそうです。
熱めのお湯でやや白濁してとてもいいお湯で、この日は独泉でした。
(トップ画像、温泉寺のHPよりお借りしました)
しかし、猿が屋根の上をどたどた走るので湯舟に響きますw
お風呂から上がると庫裡でお茶とお菓子のサービスもありました。
人気の温泉ですが、この日は人も少なくゆっくり入れてよかったです。
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