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「100点なんて目指さなくていいよ」

心に余裕を持つ考え方

2024年4月13日

「私が僧侶になるための修行をしてた時、同期の修行仲間たちは、お経を完璧に暗記しようと必死に勉強してはったよ。

それを横目に見ながら、私は、合間を見つけては、高野山を歩き回って、地域の不動産事情や高野山組織など、いろいろ学べた。

自分が何をやりたいか?
何のためにやりたいか?

勉強も仕事も、その本来の目的とは、

それを身につけることで、どのように他人様の役に立つか


僧侶も税理士も、そこは変わらない。

修行や税理士試験は、そのための通過儀礼なんやから、極端な話、

テストなんて60点でええ

よ!」


「より大きな目標を持って、目の前のことに向かう。
そうすれば、心に余裕も生まれる。

テストで100点を求める人は、完璧さを誇るため、自分のエゴを満たすために一生懸命になっていて、本来の目的を忘れ、心の余裕を失くしていると思う。

心に余裕を持てば、エゴイスティックから抜け出て、他人様への配慮が生まれる。

他人様への奉仕=「利他」を心掛ける

ことは、自分の力を目いっぱい発揮できることでもあるよ」


「自分らしく生きること」を大切に日々過ごす一方で、いつしか「独りよがり」になり、悩みが増え、生きづらくなってしまうことがあります。

自分のことに一生懸命になるあまり、緊張を生み、逆にうまく行動できなくなる時がありませんか?

今の日本社会において、いったいどれほどの人が「他者の喜び」に心を向けて生きているでしょうか。

100点を取ることばかり教わって、その目的が何なのか、見失ってはいないでしょうか?

あなたの目的は何ですか?

難しい仏教用語を暗記している僧侶よりも、難しい教えをシンプルに話してくれる言葉の方が、心に響くものです。

自分と他者とのつながり

を意識して生きていくこと、を学んだ一日でした。



お知らせ

税理士僧侶®秀蘭へのご相談は、毎月21、28日に、東福寺(以下参照)にてお伺いします。御用の方は、以下までご一報ください。

その他の相談日、オンライン相談、取材・講演会のオファー等も承ります。

東福寺:滋賀県彦根市高宮町2838-8
連絡先:h-nitanda@tkcnf.or.jp
謝礼:お布施

今回のカバーは、Masaaki Komoriさんのお写真でお贈りしました。


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