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久しぶりに一日中、野鳥観察。

去年は毎日のように野鳥観察をしていましたが、今年はなんだか時間が取れなくてできていませんでした。
そんな中でも情報だけは入ってきます。
「カイツブリが今年も巣を作って抱卵していますよ」
そう教えてくれたのは散歩の公園で会うAさんです。
Aさんは鳥の鳴き声を聞いただけで、なんの鳥なのかすぐにわかる素晴らしい耳と知識を持っている人です。

早朝の公園は誰もいません

7時前に公園の小さな池に行ってみました。
すでに汗が噴き出るほど暑い…
双眼鏡で池の中に生えているヨシを端から端まで丁寧にみます。

下に巣のようなものが…

いました、いました。
枯れた葉っぱや木を集めた巣が浮いています。
カイツブリは餌の魚がいない場所にはいません。
ここの小さな池にもさまざまな命が育まれている証拠です。

1年ぶりのカイツブリ観察

抱卵している親は数分おきに立ち上がります。
卵を微妙に動かしているのしょうか。

それにしても卵が見えません。
カメラの高さと位置を変えてみます。

卵らしきものが見えます

親が離れた瞬間、卵が見えました!いくつかあります。
ところがそばに天敵がいます。

カエルがいました
すぐそばまで来るカエル

カエルです。
野鳥写真家のNさんが数年前にカイツブリの巣の上でカエルが卵を割って食べているのをみたことがあるという話を、去年、話してしました。
大変です!

親鳥が戻ってきた
卵が3個

危機一髪、親鳥が帰ってきました。
卵は3個あるように見えます。

巣の上に上がるカイツブリ
卵を嘴で動かしていました

親鳥は卵の状態を確認して抱卵しました。
ほんとホッとしました。
その後、もう一羽の親もやってきました。
1日も早くひなが生まれてほしいです。

二羽のカイツブリ

ご無沙汰のカワセミ観察

午後からはカワセミ撮影。
カワセミ撮影の醍醐味は、魚を獲ろうと水に飛び込むカワセミの行動を、ピントを合わせてバッチリ撮ることです。

カワセミが餌をとる川に行くと、親のカワセミがいました。
そして野鳥写真家のNさんもいました。



もう一年以上カワセミ撮影はしていないので緊張しファインダーを覗きます。



全くバッチリ撮れません。置きピンの位置も全く違ったりピントも合いません。
そんな中で1度だけ思っていた位置に飛び込んでくれました!

魚をゲットしていませんが、水衣を羽織ったカワセミが撮れました。
ほんと、カワセミ撮影はあっという間に時間が経ってしまいます。
1時過ぎに行ったのに気づいたら4時でした。

帰り際、野鳥写真家のNさんにハグロトンボがいる場所に連れて行ってもらいました。

目の前に何羽もハグロトンボがいます。こんなに見たのは初めてです。すると…
「ちょっとこの先にカワセミの幼鳥がいるからそれを撮りましょう」
野鳥写真家のNさんはどんどん森の中に入っていきます。
実はここはNさんが先日6羽のカワセミを撮影した場所だったのです。

今日も一羽だけ幼鳥がいました。
遠くで1枚撮って、一歩進んで一枚…
カワセミは2mぐらい前にいます。

帰りにいつも行く公園に行くとなんとそこでもカワセミに会えました。

500mのレンズでこの画角です

ここは私が初めてカワセミの写真を撮った場所です。
青い宝石のようなカワセミが池を飛び回るとすぐにわかります。
ところがカワセミが留まる枝は50m以上も離れています。
ここで数年前カワセミを撮影できた時は、それは感激だったのですが、今では2m、3mの位置で観察できる場所もわかるようになりました。

今日のように野鳥を観察できるようになったのは、間違えなく人のつながりだったんです。
朝から夕方まで野鳥三昧でしたが、とっても充実した1日でした。

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