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他社(みんな)はどうしてる?BIシステムのクラウド化~必見!日清食品ホールディングス様、カルビー様、武田薬品工業様のパネルディスカッション~

この記事は、セミナー「他社(みんな)はどうしてる!?BIシステムのクラウド化」の裏側について、ビジネスディベロップメント部の菅田さん、栗原さん、岡本さんにお話を伺い、インタビュー形式にまとめたものです。語りすぎて少々長めですが、ぜひお楽しみください!

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セミナーを企画した背景は?

人事:「他社(みんな)はどうしてる? BIシステムのクラウド化」というセミナーが8月3日に開催されましたが、これはジールが単独で実施するセミナーとしては過去最高の集客だったと聞きました。昨年12月に実施したセミナー「BIツール デモマラソン 2021」も人気がありましたが、それを超えたということになりますね。まず、『何故このセミナーを企画したのか』からお聞かせください。

菅田:はい。一言で言うと、”幸せなBIシステムのクラウド化”に貢献したかったから、ということになります。

現在ではシステムインフラの主流は既にオンプレミスからクラウドに移り変わっているわけですが、BIシステムに関しては未だにオンプレ環境で使われているお客様が数多くいらっしゃいます。もちろん、一概にオンプレがダメでクラウドが良いということではないですが、やはりクラウド化のメリットが大きいことは無視できません。それに、最近オンプレ製品の提供やサポートが打ち切られるケースも増えてきていて、先延ばし出来ない事情を抱えたお客さまが増えてきているという実感もありました。

一方で、せっかくオンプレでは上手く行っていたBIシステムなのに、安易にクラウド移行を急いだ結果、オンプレ時代よりもユーザーからの評判が悪くなってしまったという、いわゆる失敗事例も多く目の当たりにしてきました。

これからクラウド化を進められるお客様におかれましては決してこうした事態にならないように、是非このタイミングでBIシステムのクラウド化を進めるにあたって有益な情報をご提供するセミナーの開催を急ぐ必要を強く感じたんです。

人事:なるほど。BIの黎明期からBIシステムの普及に携わってきたジールとしては、この状況は放っておけなかった、というところでしょうか?

菅田:僭越かもしれませんが、確かにそんな思いがありましたね。昨年末の「BIツール デモマラソン 2021」の7時間半には及びませんが(笑)、このセミナーも3時間という長丁場のセミナーとなりました。最近のWebセミナーは1時間程度の短めの物が多い中で、長めのセミナーを実施することについては異論もあったのですが、どうしても伝えたい内容を盛り込むとこのボリュームになってしまいました。

栗原:いやいや、実は菅田さんは4時間にしたい言っていたんですが、流石にそれは長いんじゃないかということでみんなで全力でとめた結果、3時間でしたよねぇ~(笑)

菅田:それを今ばらすかぁ⁈確かに、”他社(みんな)はどうしてる!?という”フレーズからも想像が付くかと思いますが、参考になる事例を出来るだけ多くたっぷりとご紹介したいという思いがあったのは事実ですね。本当は4時間にしたかったんだけどなぁ。。。

人事:でも、流石に4時間だと長すぎるという冷静な部下の意見で3時間としたわけですね(笑)。それでは、その3時間がどのような内容だったかを具体的に教えてもらえますか。

菅田:3部構成としまして、第1部を「クラウド化事例のご紹介」第2部は日清食品ホールディングスの成田様、カルビーの田中様、武田薬品工業の清水様をお招きしての「パネルディスカッション」、そして、第3部は「クラウド化を促進させるために~BIシステムのクラウド化を成功させるためのポイント~」ということでジールの岡本さんからの講演、という建付けでした。

まず第1部ですが、45分間という枠の中で、なるべく多くの参考になる事例をご紹介しなければなりません。そこで、5名の担当が一人6分の持ち時間の中で事例をご説明し、どんどん次の人に繋いでいくという形を取りました。そして繋ぐ合間に私が2分程度でそれぞれの事例の見どころ、ポイントについてコメントを加えることで、より視聴者が理解しやすいように工夫をしました。

人事:その進め方って、「BIツール デモマラソン」でも使ったやつですね!

菅田:はい。よく覚えてらっしゃいますねぇ(笑)。前回好評だったということもあるのですが、Webで実施するセミナーの場合には、単に説明を続ける形だとどうしても動画を流しているようなイメージを与えてしまいがちです。事例を話す担当と私が掛け合いをするような形でコメントを加えていくことで、よりライブ感を出せるのではないかということで、今回もこういったスタイルを採用してみました。

次の第2部のパネルディスカッションですが、ズバリ今回のセミナーの目玉でしたね。この後ファシリテーションを担当した栗原さんより詳しく話をしてもらおうと思いますが、先ずゲストが凄い!日清食品ホールディングス株式会社執行役員CIOグループ情報責任者 成田 敏博さん、カルビー株式会社 DX推進本部情報システム部 部長 田中 良さん、武田薬品工業株式会社 JPBU データデジタル&テクノロジー データマネジメントチーム 課長代理 清水 隆介さん、って、本当にあり得ないような豪華なゲストをお迎えして、自由闊達な議論を繰り広げてもらうことが出来ました。いやー、この方々を相手に、うちの栗原さんも良くやったと思います!


クラウド移行に悩む視聴者の背中を押したパネルディスカッション

人事:それでは、その2部を担当した栗原さんから、もう少し詳しくお話を聞かせてもらえますか。

栗原:はい。まず、セミナーに申し込んでいただいた方の中には、パネリストの3社の方々はスムーズにクラウド移行できた、そして、クラウド化も終えてどんどん先に進んでいる遠い存在だという印象を持たれていた方も多かったと思います。そこで、パネリストの皆さんも苦労したとか、今もなお試行錯誤しながら進めているとか、赤裸々な部分もお話しいただいて、“みんな仲間なんだ”と感じていただけるパネルディスカッションにしたいと思いました。

人事:パネリストの皆さんから答えを提示するのではなく、みんな悩みながらクラウド移行を進めているということを伝えることで、視聴者の皆さんの背中を押したかったんですね。

栗原:そのとおりです。また、パネルディスカッション中は、視聴者の皆さんとコミュニケーションをとりながら進めたかったので、ZOOMのQ&A機能やコメント機能を使って、感想や質問を受け付けました。

人事:その結果、視聴者の方からたくさん感想や質問が寄せられたと聞いています。盛り上がったんですね。

栗原:そうなんです。

人事:実際に、パネルディスカッションではどのような話題を取り上げたのでしょうか。

栗原:私からパネリストの皆さんへ下記の4つの問いを投げかけて、答えていただきました。

<4つの問い>
①クラウド移行をするきっかけは何だったのか。まず、何から取り掛かったのか。
②クラウド移行の際、どんなにぶち当たったのか。移行する前には想定していなかったはあったか。
マルチクラウドシングルクラウドかなど、クラウドインフラの方針をどのように選択したのか。
④クラウド移行が進行中/完了した今、何に関心があるのか。

クラウド移行の壁については、クラウドの料金体系に慣れるのに時間がかかった、日々変わっていく技術をキャッチアップすることに苦労したなどの話が出てきました。現場の方の「今の業務を変えたくない」という心の壁をどう越えていくかについては、経営層からキャッチフレーズを掲げて現場の意識を変えていくという方法や、現場に押しかけて声を拾い反映していくなどの方法が挙げられました。

ボイスメディアVoicy「わおんDX 気ままにインタビューで、実際の音声を公開しているので、ぜひ聞いてください!!

人事:Voicyを聞いてみます!パネルディスカッションを終えた栗原さんの感想はどうですか?

栗原:パネリストの皆さんが終始笑顔で話してくださっていたのが印象的で、私も楽しい時間になりました。最後に、パネリストの皆さんの感想を伺ったのですが、「他社も同じように悩みながらクラウド移行を進めていることがわかって安心した。」、「他社の話を聞いて、これからやるべきことについて気づかされることがあった。」と言っていただき、ホッとしました。
セミナー後のアンケートでも13名の方が記述式でパネルディスカッションの感想を寄せてくださり、挑戦してよかったと思います。

安心してクラウド化を進めるためのアセスメントサービス

人事:栗原さん、ありがとうございます。では、いよいよ岡本さん担当の3部ですが、直前の2部が大いに盛り上がった後でやり辛い面もあったかもしれませんね(笑)。でも、1部、2部の内容も踏まえた上で、ジールのノウハウとしてどうすることがBIシステムのクラウド化の成功に繋がるのかという、重要なパートだったと思うのですが、担当した岡本さんからお話しいただけますか。

岡本:そうですね。たしかにやりづらい場面ではありましたが、ここが今回のセミナーで最重要ポイントだという思いがありました。ここ最近のクラウドシフトの流れの中で単純な発想でクラウド化してしまい、多くのユーザーが失敗してしまっている現状を見てきて、放っておけない状況を感じていました。だから今回のセミナーで紹介しました「情報系プラットフォームのアセスメントサービス」を設立いたしました。

人事:なるほど、そんな思いがあったんですね。ところで「情報系プラットフォームのアセスメントサービス」とはどういうものなんでしょうか?

岡本:そうですね。ユーザーの中には単純にクラウドに移行しようと考えた場合に、クラウドは有名なAWSにしようとか、Office365を使っているからAzureにしようとかBIもAWSだったらQuickSightだとかAzureだったらPowerBIというように思い込みや価格だけでニーズを無視した選択をしてしまい、結果的にユーザーからの評判が悪くなり失敗してしまうという流れもあるかと思います。

弊社は、マルチクラウド、マルチベンダーという方針で特定のメーカーに偏りが無く、クラウドもBIも非常に多方面に明るくそして熟知しているというほかの会社にはない強みを持っています。その強みを皆様に知ってもらい、そして気軽にこのサービスを使ってもらう事で世の中のDx化を推進したいという思いがあります。それが冒頭にもある幸せに繋がるものと信じています。このサービスをきっかけに、BIのクラウド化を簡単に安心して移行でき誰もが安心してクラウド化出来る世の中に変えられたらなと思っております。

人事:大変興味深いお話ありがとうございます。お話をお伺いして、このサービスはきっと成功するだろうと思いました。まだまだ聞き足りないこともありますが、今回はお時間の都合上、このあたりでインタビューは終わりにしたいと思います。
あらためて御三方にはお時間頂き、いろいろご意見を頂きありがとうございました。

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