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セミナーの裏側に潜入!「BIツール デモマラソン 2021」に込められた想い

この記事は、セミナー「BIツール デモマラソン 2021」の裏側について、ビジネスディベロップメント部の菅田さん、栗原さん、岡本さんにお話を伺い、インタビュー形式にまとめたものです。語りすぎて少々長めですが、ぜひお楽しみください!

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人事:2021年12月15日(水)に、「BIツール デモマラソン 2021」というセミナーを開催しましたよね。年末で集客の難しい時期で、しかも、長丁場のセミナーだったと思うのですが、他のセミナーに比べて申込者も多く、実際に参加いただいた方の評判も良かったと聞きました。まず、どのようなセミナーだったのかをお聞かせください。

菅田:はい。セミナーの名称からも想像できるかと思いますが、9時30分開始、17時終了という異例の長丁場のプログラムでした。 主な内容は、ジールの扱っている主だったBI製品をここで一挙にご覧いただくというものです。その数は、何と19製品でした。

人事:おー、確かにこれは”デモのマラソン”と言っても良い内容ですね。正直なところ、自分の会社がこれだけ多くのBIツールを扱っていることを知りませんでした。 参加者も多かったということですが、実施してみてどのように感じましたか?

菅田:まず、このような企画は初めてでしたので、どのくらいの方がお申込みいただけるかが心配でした。しかし、ふたを開けてみると予想していたよりもたくさんの方からのお申し込みをいただくことができまして、改めてBIのニーズの強さを感じることができました。

また、特定の製品のみを見て途中で離脱してしまう方が多いのではないかと想定していたのですが、実際にはセミナー開始から終了まで通しで参加いただいた方が殆どだった、ということに驚きました。これは嬉しい誤算でしたね~。 多くのBIツールを見たいと思っているお客様が多いということを実感することができ、我々の狙いが間違っていなかったと確信することができました。

終了後のアンケートも、記述式のアンケートだったにもかかわらず、多くの方が感想を色々と書き入れてくれまして、参加者の方々の熱意を感じました。 内容的にも概ね好評でして、今後もこういったセミナーを継続して実施してほしいという意見も多かったですね。

「BIツール デモマラソン 2021」を企画した”我々の狙い”

人事:今、”我々の狙い”という発言もありましたが、改めてこのセミナーを企画した意図を教えてください。

菅田:これは、私がセミナー開催にあたっての冒頭の挨拶の中で話をしているのですが、3つの思いからなんです。

まず、一つ目は、世の中にはたくさん素晴らしいBIツールがある。これを一度に見る機会をご提供したいという思い。

これだけの数のBIツールを扱っているのは、実は我々ジールしかない。なので、こういったセミナーをやるのは、ある意味ジールの責務なのではないかと。

現在BI製品の選択肢は多く、どんどん良い製品が出てきているのですが、名前は知っていても、実際にどんな製品なのかを知る機会は多くありません。

勿論それぞれの製品メーカーさんに直接問い合わせるという方法もありますけど、数が多くなると大変ですし、どうしてもそのメーカーさんの熱心な営業さんからロックオンされてしまいがちなので(笑)、落ち着いて多くの製品を見てみたいという場合には向きません。

二つ目は、せっかくBI製品を導入しても、その効果が出せずに後悔をされているお客様が結構多い。これを少しでも減らしたいと思ったから。

先ほどお話したように、世の中には素晴らしいBIツールが多数あるにもかかわらず、何故こんなことが起きてしまうのか? その原因の一つには、BIツール選びを安易に行う風潮があるからだと思っています。

”有名な製品であるから”とか、”調査機関の資料で高評価だったから”とか、”そもそも最近のBIツールは良くできているから、人気のあるツールの中から選んでおけば問題ないはず”といった考えで選定をしてしまう傾向があります。

しかし、実はBI製品がこれだけ数があるのにはちゃんと訳があるんです。しっかりと自社のニーズに合った製品を選ばないと上手くいきません

三つめは、BI製品選びは難しいということをお伝えする必要があると思ったから。

実は、今回のBIツールデモマラソンのゴールは、決してこのセミナーのデモを見て製品を選定してもらうということではないんです。 言い方は変かもしれませんが、このセミナーに参加していただいたことで、むしろ製品選びを迷っていただきたいと思ったんです。

デモマラソンに参加していただくことで、先ずはどの製品も素晴らしいと感じていただきたい。 その結果、どの製品が本当に自社のニーズに合うのかについては、申し訳ありませんが、むしろ迷わせてしまうことになったはずです。 実際アンケートにも、”実はセミナーに参加する前にはある程度導入する製品を決めていたけど、デモマラソンを見たことでどの製品も良く見えてしまって迷い始めてしまった”という声がありました。

でも、安易に製品選定をしてしまうよりは、一旦は迷っていただくことで、本当に自社のニーズに合ったものを慎重に選んでいただくプロセスを踏むことになり、結果的にはBI導入の成功に繋がる。そう信じています。

では、迷ったらどうすればよいのか?これについては、この後岡本から話をする「Z-BISS(ジービス)」というサービスの所でお伝えしたいと思います。

20分で製品のすばらしさや個性を伝える

人事:セミナーの中で、苦労したところはどこですか?

菅田:何しろ19製品を1日でお見せするという趣向です。 そうなると1製品あたりどうしても20分しか時間が取れません。 この時間の中で、如何にそれぞれの製品のすばらしさや特長や個性をお伝えするのか。実に難しいお題でしたね。

人事:確かに、多機能なBI製品について20分で伝えきるのは難しいと思います。では、これに対して、どういった工夫をされたんでしょうか?

菅田:まず、デモは”自由演技”、のスタイルを取りました。

工夫①:デモは”自由演技”で、各担当者がそれぞれの製品に対する愛情をこめた個性的なデモを行った

実はこれには議論があったんですよ。 例えば、それぞれの製品を一定の項目を決めて、同じ評価軸に沿ってお見せした方が分かりやすいのではないか、といった意見もありました。

しかし、結局20分の中で全ての評価軸を入れた内容にすることは難しく、却って製品の個性をお伝えできない。 であれば、制限時間内で、それぞれの製品担当が思い思いに、それぞれの製品に対する愛情をこめた個性的なデモを行う方が、見ている方々には伝わりやすいのではないだろうか。そういうことになりまして、各デモ担当エンジニアには”自由演技”をしてもらうことになったんです。

工夫②:プリセールス6名と実際にお客様へ導入支援を行っているエンジニア4名による個性的で深みのあるデモに

また、デモは私の部門のプリセールス専任のエンジニアだけでなく、製品によっては実際にその製品を使ってシステムインテグレーションをやっている現場部門のエンジニアにも依頼をしました。これにより、製品メーカーとは違ったSIerであるジールならではの視点での、個性的で深みのあるデモがお見せできたのではないかと思っています。

実を言うと、現場部門のエンジニアの方々は、こうしたセミナーでデモをお見せするといった経験はあまりなかったのですが、結果的には素晴らしい出来栄えで感心しました。担当していただいたのは若手の方ばかりで、最初はちょっとしり込みをしていたようですが、終わってみると皆さん良い経験になったと言ってくれて、現場部門にも相談して良かったなと思いました。

工夫③:各製品のデモの後に2~3分でまとめのコメントを入れた

また、それぞれの製品のデモの後に、私が2~3分程でコメントをするようにしました。私はこの世界で長くやっておりますので、あまり皆さんがご存じないような製品に関するエピソードその製品が出てきた時代背景のようなものも知っています。

この機会に、そんな話をするのも面白いのではないかと思ったんです。 ウケるかどうか少し心配だったのですが、案外好評だったようでホッとしました。

栗原:またまた、謙遜して~!参加者から、「菅田さんが全てのツールにおいて詳しすぎて、ビビってます」という感想をいただきましたよね。 ジール社員も、菅田さんのコメントにしびれていましたよ。

人事:参加者の心に届いていますね~。ところで、このセミナーの目玉として、ランチセッションカルビー株式会社の田中様をお呼びしてインタビューをするコーナーがありましたよね。 このランチセッションを楽しみにしてご参加下さった方も多かったと聞いています。 これについて、もう少し詳しく聞かせてください。

カルビー様をゲストにお迎えしたランチセッション~Voicy生収録~

菅田:分かりました。それでは、ランチセッションの担当をしてくれた栗原さんにお願いします。

栗原:Voicyというボイスメディアで、「わおんDX 気ままにインタビュー」というチャンネルのパーソナリティを務めている栗原です。 このチャンネルでは、データ活用DX(デジタルトランスフォーメーション)に関わる方をゲストに迎え、インタビュー形式で発信を行っています。

今回のBIデモマラソンの参加者の気持ちになって考えたとき、朝から夕方まで製品の紹介を聞くのではなく、何か気分転換になるコンテンツがあると良いなと思い、Voicyの生収録を提案しました。

ゲストは、様々なBIツールを使った経験のあるカルビー株式会社の情報システム部 部長 田中様に依頼し、BI選定のコツや苦労話最近注目しているBI製品など、リアルなお話を伺いました。 その音声はVoicyで公開しているので、ぜひ聞いてみてください。初の生収録ということで、私の声から緊張が伝わりますが(笑)

実は、ジールとカルビー様が初めて一緒にプロジェクトに取り組んだのは10年以上前からで、現在までに複数のプロジェクトを伴走させていただいたんですね。田中様は、以前ジールの既存顧客の皆様をつなぐ「カスタマーコネクト」というイベントにも参加いただいていて、その際に「もっと田中様のお話を聞きたい!」と思いました。

もしかしたら、私が最近接点を持ったお客様とも、将来はカルビー様のような長く密接な関係を築けているかもしれないと思うと、仕事が楽しくなりますね。

人事:本当に、カルビー様の登壇によってセミナーの充実感がぐんとアップしましたよね。

では次に、はじめに菅田さんの話に出てきた「Z-BISS(ジービス)」というサービスについて、もう少し詳しく教えてください。

無償(基本コース)のBI製品選定の相談窓口サービス「Z-BISS(ジービス)」とは

菅田:分かりました。それではこのサービスの名付け親でもある岡本さんにお願いします。

岡本:BI製品選定サービス、これが「Z-BISS(ジービス)」です。 もう少しわかりやすくお話しすると、CMでもおなじみの保険の窓口のBI版がBI製品選定サービスです。

「これからBI製品を検討しようかな?」とか、「いま使っているBI製品がなかなか定着しないなぁ、どうすれば良いのかな?」っていう悩みをお持ちのお客様って、結構多くいると思うんです。 そんな悩みを本当に自社の立場に立って考えてくれて、BIの専門的な知見から適切なアドバイスをしてくれる相談相手を探している。けどなかなか見つからない。。。

「Z-BISS(ジービス)」は、そんなBIや情報活用に課題を抱えておられるお客様の頼れる相談相手になりたい、という強い思いで立ち上げたサービスです。

「Z-BISS」では、決して特定の製品を売り込むようなことはせず、先ずはお客様にしっかりヒアリングを実施します。そこでお客様の目線でそれぞれのお客様の課題をしっかりと理解をし、その上で初めてお客様の課題を解決するのに最適な製品を提案するんです。

これは、19製品以上のBI製品の知見、そして、DWHやミドルウェアなどを含めた分析基盤全体の知見があるジールにしかできないサービスであると確信しています。

勿論ジールでは、これまでもDWH構築やBI製品の定着化支援など、お客様のDXを加速するためのあらゆる支援に力を入れてきています。でも、どうしても製品選定を失敗してしてしまい導入に行き詰った段階でのご相談が多いという実態があります。これからはZ-BISSを通じてよりお気軽に、早い段階からジールにご相談を頂けるようになれば良いなと思っています。

最初のヒアリングから製品提案までに2週間程度お時間をいただくんですが、基本の内容であれば無償で対応しています。

「データ活用に乗り出したい」、または、「乗り出したんだけどいまいち上手くいっていない」、そういうお客様には是非お気軽にご利用いただきたいですね。

お客様の話を聞いていて感じることなんですが…

栗原:岡本さん!今日はここらへんにしておきますか(笑)この話は、何時間でも話せちゃいますね。

人事:あ、熱い…。岡本さん、ありがとうございました。 岡本さんにヒアリングをされたら、何か動き出しそうな感じが伝わってきました。

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「BI デモマラソン 2021」のお話からも、「Z-BISS(ジービス)」のお話からも、お客様の力になりたいという誠実な想いがこもっていることがよくわかりました。 今日はありがとうございました。

最後まで読んでくださった皆さんも、ありがとうございました。


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