あしたしごとやすむね
突然、涙が止まらなくなった。ああこれは駄目だな、そう思った。連休は友人や恋人と過ごして、明日は仕事。考えるだけで息ができなくなって涙が溢れ続けた。苦しい、胸が痛い、吐きそう、気持ち悪い、いやだ、嫌だ苦しい。
明日、仕事行かなくて良いかな?と何度も恋人に聞いた。その度に何度も、大丈夫、明日は休みな、と背中をさすってくれた。前日は友人と夜更かしして寝不足なのに、涙は意思と反して流れ続け、全く眠れなかった。時折恋人が寝ぼけながらも、抱きしめてくれて、頭を撫でてくれた。
息ができないから、震える身体を抱きしめて、自分で自分の肩をトントンと叩いて落ち着かせた。お腹は空っぽなのに、吐きそうだった。少しの間意識を失った私は、起きるには早すぎる朝を迎えた。全く仕事に行ける気がしなかった。震える手で職場に電話をかけ、わたしは初めて仕事を休んだ。
それからはもうぼんやりとした記憶だ。とにかく夜眠れない、のに、日中はすごく眠たくてずっと寝ている。日中我慢して起きていても、夜は眠れないから、諦めて昼間に寝る生活。
次の日、震える身体を抑えつけながら仕事に行って、辞めたいと伝えたら心療内科に行くように言われた。診察までの1週間、仕事に行けないので有給を使わせてください、とお願いしたら、それはできないと言われた。でもこんな状況で行けるわけないから、結局色んな人を巻き込んで、仕事を休んだ。もう限界だった。
今は適応障害と診断されて、仕事を休んでいる。夜になると涙が出て、不安で仕方なかった。なんか笑えなかったし、上手く話せなかったけど、恋人や同僚や友人や家族が、支えてくれた。こんな時に不謹慎だけれども、幸せだなぁと思った。ひとりにならないようにしてくれて、ごはんを食べさせてくれて、たくさん連絡してくれて。
少し元気になってきたね、と彼が嬉しそうに笑った。そんな恋人をみて、私も嬉しかった。
断眠気味だったのが、まとまって眠れるようになった。夕方以降に、不安になる回数が減った。まだ人に会うのが怖いから、帽子を深く被って眼鏡で顔を隠してるけれど、少しずつ外に出れるようになった。
それでも、特に何をしている訳でもないのに疲れやすくて、一日が寝ているだけで終わる日々だ。雨が降ると、特に身体がだるくて動けない。
煙草を吸いにベランダに出ると、飛び降りたい衝動に駆られてしまう。なんていうか、さっさと死にたいなあ、とも思うし、単純に空飛びたいなあ、とも思うのだ。
愛する人の顔を脳内に描いては、必死に抑えてる。この衝動に負けないように、きょうも明日もおやすみ。だって今まで頑張ったって、胸張って言える、だからやすむね。ごめんね
美しい夢の続きを、まだみてたいな。胸焼けするほどの幸せが、きっと待ってる未来、絶対に捨てたくない。だから負けないよ
だいすきだよ、嫌いにならないでね
ずっとそばにいてねー
今が全てじゃないから君も大丈夫
大丈夫だよ
君もあたしも
大丈夫^_^
生きよ
ね!