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進捗報告会(12回目)

さてさて、開発会社が指定していた納品期限の6月16日(金)を昨日迎えたので、12回目の進捗報告会のため運営会社を訪れました。

しかし、残念ながら開口一番、運営会社の社長から「すみません、今日納品は難しいです」との言葉。まだ積み残したバグ修正、UI改善があり、かつ、当日私から指摘した採用企業がメッセージ機能の送信可能件数に達した際の仕様考慮が不足していたとのこと。まぁ、想定していたことではありますから、また1週間期限を延ばして納品に再チャレンジしてもらうことにしました。

メッセージ周りの仕様検討が甘いのはずっと指摘してきたところではありますが、今回、プロジェクトマネジャーの方から当初私の指定していたビジネスシナリオとは異なる仕様提案がありました。自分としては難しい判断でしたが彼とよく議論した上で仕様変更を受け入れることにしました。この変更により、想定していたビジネスモデルに大きな変更はないものの、商品設計は大きく変わることになります。ただ、確かに採用企業側からすると分かりやすい仕様になったのではないかと思います。

また、求職者向けページの求人情報のUI改善についてもプロジェクトマネジャーから提案がありました。これまで求人情報は横3列で表示していましたが、より実装を楽にしつつ見栄えとしても良くなるとして横2列がいいのではないかとのこと。これも悩みましたが、受け入れることにしました。個人的には一見して利用者からは情報の密度が薄れて見えるものの、確かに中途半端に求人情報のタイトルや会社名を切らずに全て表示できるようになるというメリットがあります。

今回思ったのは、プロジェクトマネジャーのミャンマー人(年齢を聞いたらまだ24歳でした)が随分成長したなぁということです。これまでは仕様を勝手に考えて実装し、しかもその実装がUXを全く考慮していないもので何度も何度も僕からダメ出しをされてきたのですが、今回の彼からの提案はユーザー(企業ユーザーも含め)の目線に立った実装案になっており、かつプロジェクトオーナーである私と議論した上でより良い選択肢を決定していくという、当たり前ではあるのですが、プロジェクトマネジャーとしてあるべき姿になりつつあることを感じさせました。

また、思ったよりちゃんとしているなと思ったのは、これも当たり前ではあるのですが、大量のダミーデータを投入した負荷テスト、セキュリティ脆弱性テストを行いたいのでステージング環境を作りたいとの申し出。もともとそういう話がなかったので、ステージング作ってしっかり検証してもらえないものだと思っていました。ここは日本からCTOとして常駐を始めたエンジニアの方のご指導もあったみたいですが、発注側としては非常にありがたい進歩です。

さっそく本日ステージング環境の設置にあたりドメインサーバ側の設定が必要なのでその設定方法が送られてきました。私も、私側の作業がボトルネックになるのは避けたいので先ほど急いで設定しました。

ということで、期限は更に1週間伸びたものの、上記に挙げたものの他にいくつか彼からより使いやすくする開発提案がありましたので、想定通り実装されるのだとしたら随分当初想定より良くなりそうです。こういう自由度の高い対応をしてくれるというのは非常にありがたく、1週間くらいの遅延は全く問題ありません。

来週こそはしっかりと納品されることを願います。

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