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メッシ、暴行?

ワールドサッカーの話ではありません。

町内会、本格始動しました。
昨日は町内の組長さん10人が集まっての初会合でした。町内会には10の組があり、私は10組の組長です。毎年10人の組長の中から、会長だの副会長だの会計だの子ども会委員だの体育振興委員だの、いろんな役が選ばれる仕組みになっています。

2年前の国政調査によると、うちの町内の世帯数は304です。そのうち町内会加入は96世帯。町内会に関わろうとするおうちは、いまや3分の1にも満たない。
町内会、めんどくさいもんね。
304世帯は学生さんや単身者も含めての数字ですが、納得の数字と言えます。

さて、第1回の会合では、ここ数年ほったらかしにされていた町内地図の整備から始めました。町内地図は各戸の名前が記載された白地図です。
10人の組長さんに昨年までの地図の間違いを修正してくださいとお願いすると、
「この家はもう空き家や、誰もおらん」
「ここは引越して今は〇〇さんいうひとが住んだはる」
などなど、次々と最新情報が集まりました。なかには、
「△△のおばあちゃん、亡くならはったえ」
という淋しいニュースも。
あぁ、知らなかった、△△のおばあちゃん。
うちの息子たち、小さい頃よく声を掛けてもらったなぁ。

作業の途中、1人の組長さんがおもむろに私のところへ。組長最年長、90歳のおじいちゃんです
(注:前回記事のとぼけたおじいちゃんとは別人です)
「これはなぁ、わしが前に会長やった時の資料や。
 次の会長に持っといてもらわなあかんもんなんや」
なんだなんだ?機密文書でも存在してるの、この町内会?
差し出された分厚いファイルにはセピアに変色した紙が数枚、几帳面に綴じられています。
「平成7年度町内会費集金メモ」
ん、へいせいななねん?(今、平成何年だ?)
何月何日に誰誰さんちに集金行って町内会費もらったよ、的なメモ。うーむ、いらんなぁ。
とはいえ丁重に押し戴きました。
おじいちゃん、肩の荷が下りたのかにっこり嬉しそう。
それだけでも良かった良かった。

さて、明日から地図の修正に取り掛からなくては。
町内会は完全ボランティアです。
メッシ、暴行じゃなく、滅私奉公。

滅私奉公は「めっしほうこう」と濁らずに読むんですね。
丁稚奉公は「でっちぼうこう」。
タイトル、「メッシ、咆哮」にすれば良かったかなぁ。
どちらにしろ、ダジャレですが。

#エッセイ
#町内会
#地域
#高齢者
#メッシ

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