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なぜ本を読むのかについて

今回のお話

皆さんは普段読書されていますでしょうか?
電車で見渡してもスマホを触り、会社でもこの本面白かったよというような話はあまり聞きません。

ただ巷の大きな本屋さんにいくとたくさんの人で賑わい、ビジネス書から漫画まで様々な本を買われている光景を目にします。

読書が好きな人はただ読む事に抵抗はなく、読書が嫌いな人は本当に読書しませんよね。別にそれが良い悪いということではありませんが、今回は、私がなぜ本を読むのかということについて考えていきましょう。

本を読むことの3つの効用

1.具体⇆抽象を行き来することができる

ビジネス書に限らず、ラノベや小説において共通していることは、「テーマや伝えたいことがある」ということです。
そしてその伝えたいことの手段としてビジネス書や小説などの形態にわかれています。

そして「伝えたいこと」は具体的な話もあれば、物語のように抽象的なこともあったります。そういった形で様々な本を読み進める中で具体例と抽象化を頻繁に繰り返すことで、ビジネスマンに重要な「構造を把握する力」が獲得することが可能になります。

本の読み方については、拙記事もご参考いただけるとありがたいです。

この具体化、抽象化の行き来に慣れてくると、例えば顧客と商談している際にも、顧客が言っていること(具体)から課題をヒアリング(抽象化)したりしますが、まさにこれも具体と抽象の行き来を行っている事になります。

このように、様々な本を読んでいると具体と抽象の行き来から構造的把握能力が高まる事で、ビジネス本の具体的な事例から抽象化したことを掴み取り、自分の行動へ転化することで成果を上げられるようにもなります。

2.より多様な価値観に触れられる

書籍というのは「伝えたいことがある」と書きましたが、それは筆者の意見です。様々な書籍から様々なジャンルの人の意見を聞くことで自分の中にはない考え方や視点を学ぶことができます。

よく新人の頃など、「別の視点で考えてみろ」など他者の視点で物事をみることを叩き込まれた人も多いかと思います。
またこの多様性のある社会において、様々な視点や視座で物事を見れる人は「共感力」が高く、ユーザーファーストでないと生き残れない時代において高い価値を発揮することができると思います。

そのため様々な書籍を読む事で多様な価値観に触れられ、また自分の引き出しの一つが増えた様な感覚に陥ることもあります。

3.思考をアップデートできる

先ほどの項目で多様な価値観を学べるということを書きました。
それと似た様な事ですが、ビジネスや勉強での結果を生み出す様式は以下の通りだと考えています。

思考

行動

結果

このように、先に思考(考え方や発想法など)があり、そこから生まれる行動によって結果が生まれるということです。
もし仮にあなたが他者とは違う結果を望むのであれば、行動を変えなくてはならないし、行動を変えるためには、思考を変えなくてはならないのです。

一流のビジネスマンやアスリートのインタビューなどを見ていると他の人とはかけ離れた考え方をもっていることが多いですよね。
やっている事自体は当たり前のことであっても考え方が違う事で大きな成果を出される方もいますよね。

そういう意味で思考をアップデートし続けることが、他者と差別化することにつながるはずなのです。
そして一流の人や自分と似た境遇や職種の人から「思考」を学べるのも書籍の一つの効用です。

最後に

ただ読んで面白い本もいっぱいありますし、書いた様に自分自身の成長やアップデートといった効用を考えて本を読むこともよいかと思っています。

昨今「個人の時代」と言われ、フォロワー数が価値になったりなど発信力が重要視されてきているような風潮があります。

確かに、実力にともわない発信をすることが発信力を高める事にはならないかもしれませんが、発信力を高めることの一つに本を読むということがあると思います。

また本を読む人が減ってきたり、会社以外で勉強しないと言われている我々の中で本を読むだけで差別化できるのだとするとコスパはかなりよくないでしょうか。
さらに本を簡単に紹介することをブログやnote、twitterなどSNSで発信することで発信力も手に入れられて一石二鳥どころではないかと思います。

ますます本を読む人が増えて自分が知らない面白い本を紹介してくれるような社会になると嬉しいなと個人的には思ったり。

おすすめの本と共に。
それでは、また。

おすすめの本

ブランディングの重要性や方法論が書かれた一冊。企業やサービスに関わる人は必読のものであると同時に個人のブランディングを考える上でも有用な一冊

言わずと知れた名作。メモという身近なものに宿る真の実力を引き出す事に成功した一冊。この記事でも書いている具体、抽象、転用という考え方はここからいただいたものです。

ファッションをロジカルに解説する事に特化したMB氏からの贈り物。
他者との差別化を行うためにどうすればよいかが詰まった一冊。
この時代の好きなことを仕事にするや学歴や能力がないと思っている人におすすめな一冊
実はこれに関しては読書感想文を書いていたりします。


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