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海外賞が欲しいコピーライターは、コピーを書くよりコードを書くべし!

Python初心者でコピーライターのザワツクです。先日、教科書にしているPython本の学習が一通り終わりまして、まだ自分でゼロからコードを書けるわけではないのですが、何が書いてあるのかなんとなくわかるくらいまでは成長できました。
その学習の中で、AIや機械学習のこともチラッと学んだ直後にこんな記事を見て、とんでもない衝撃を受けました。

グランプリ
■クリエイティブデータ部門
「TUNA SCOPE 2021」(双日)
○企画制作/電通+電通クリエーティブX+電通関西支社+電通ライブ+電通国際情報サービス+クウジット

マグロの味や鮮度、食感などの「目利き」ができる職人の後継者不足を背景に、世界中のだれもが目利きできるようにAIに受け継ぐプロジェクト。「TUNA SCOPE」によって目利きがされたマグロは、実際に国内のくら寿司461店舗で提供された。現在は中国やニューヨーク、シンガポールなどでも使用されている。2021年時点で、「TUNA SCOPE」によって選ばれたマグロは、世界の479店で取引され、100トン以上を売り上げている。

広告系のクリエイターなら誰もが知っている、世界最大の広告賞カンヌライオンズのアジア版、スパイクスアジアの受賞発表が先日ありまして、クリエイティブデータ部門のグランプリを「TUNA SCOPE 2021」という日本のAIアプリが受賞していました。そう、AIアプリです。で、おそらくPythonを勉強していなければ気付くことなく、「すごく大規模な仕事で最新のテクノロジーを使って課題解決して結果まで出しているすごい仕事だなー」とか純粋に思っていたと思うのですが、ちょっとプログラミングをかじっただけでものすごい可能性に気づくことができました。

アイデアだけを見るとめちゃくちゃ普通やん!

機械学習が得意とする検品などの画像処理はAIの最もスタンダードな使い方の一つで、同じようなものは大小関わらず様々な場所で実装されています。この動画の情報だと、ペヤングは一つひとつに個体認識番号まであるみたいですね。笑

そうです。正直アイデア自体は特別なものではなかったのです!実際に世界中のくら寿司で使用されていたり、そもそも職人レベルになるまで機械学習の精度を高めることはめちゃくちゃすごいことで、さらに結果まで出しているのは紛れもなく讃えられるべき仕事です。ただ、アイデアだけで言うとめちゃくちゃ普通なのです!そこで仮説というか希望的観測の希望的仮説になるのですが、

審査員って、あんまりAIのこと知らないんじゃね?

という可能性を感じてしまったのです。私自身は受賞したことがないのですが、出品した経験はありまして、いつかあの舞台にクライアントと立ってみたいなーとか思ったりしていたのですが、昨今の受賞作のハイテクノロジー化に、もう自分が受賞することはないのだろうと絶望していました。もしこの希望的仮説が当たっているとしたら、海外の広告賞に飢えているコピーライターの方は、自分を含め、コピーを書くよりコードを書くほうが受賞に近付けるかもしれません。コードが書ければそのアウトプットに自分でコピーを書けば良いんです!

AIネタが、受賞の近道かも。

そんな希望的仮説を胸に、プログラミングの勉強をまた頑張っていこうと思います。ただ、教科書一冊の勉強を終えて立たされている現状は、Pythonの基本だけじゃ何も作れないし、新たにアプリケーションフレームワークとかWEBアプリだったらHTMLとかCSSとか他の言語も勉強しないと結局思うようなアウトプットを作れないということがわかり、絶賛絶望中です。最初から知っときたかったー!泣

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