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ギターのある暮らし#1 25年前に買った初めてのギター

アコースティックギターを初めて買ったのは、高校生の頃だ。

同じ中学校から進学した子がおらず、友人が一人もいない中で、どういう経緯でギターを買うことになったのかは全く覚えていないけれど、バイト代を握りしめ、クラスメイトと楽器屋さんへ行ったことは鮮明に覚えている。

初心者であること、
予算は3万円以内であること、

店員さんが出してくれた3本くらいの中から、私が選んだのは、その中でも値段が上の方だったYAMAHAのギターだった。
当時、2万7千円〜8千円くらい。
1991年製 YAMAH FS-325BL

選んだ一番の理由は、
手が小さい事だった。

小さな頃よりピアノを習っていたけれど、
どうしてもオクターブが苦しい。
隣の音に当たってしまうほど、手が小さい。

出してもらったギターの中で、一番ネックが細く、音もこれかなと思った。
BLは黒。

なぜ黒にしたのか、高校生の自分に聞いてみたいくらい謎だ。
今だったらギターといえば!っていう色がいい。

高校生だった当時は、「ゆず」が流行っていた。ギターを買いに一緒に行ってくれたクラスメイトと「ゆず」を弾いていた記憶がある。

それでも学生は忙しい。
一年も続かなかったのか、3ヶ月くらいだったか、今となっては終わりの記憶も定かではない。
弾けると公言できるようなこともなく、私の青春ギターは終わってしまった。追いかけていたアーティストの曲を弾けるようになりたかったはずなのに…


25年ぶりに引っ張り出してきたYAMAHAは、ネックの付け根に僅かばかり白濁が見られるほか、何も問題ないように思われる。

全くギターの知識はないので、
とりあえずチューニング。
昔は音叉を使っていたけど、今はアプリがある。
弦も錆びていない奇跡。よっぽど、押し入れがいい感じだったのか、長野県の気候が良かったのか…湿気少ないしね。

とりあえずYouTubeを漁って、出来そうな練習と、興味ある曲をピックアップ。
いやー、便利な世の中になったもんだと思いつつ、情報量の多さに練習どころではなく、どれをら見たらいいのか迷う。
昔買った楽譜もまだあった。

さてさて、と思っても、
CとGのコードくらいしか覚えていない。

根詰めて初めからみっちり時間を割いても、出来なくて嫌になりそうなのは目に見えていたし、そんなに一日に何時間も時間を割ける訳ではないので、一日5分は触ると決めて、

年末に弦交換。

弦交換中
弾きにくいのは弦高が高いからという情報から測ってみると、5mmほどあったので、サドルを削ってみる。
先にトラスロッドを回してみればよかったらしいけど、そんな事知らない(-_-)


こういう時、工房があると、知識はないが道具はある!という幸運に恵まれる。(・・・遊んでないで仕事して!と言われそう(自分に)・・・。)


さて、どんなギターライフになるだろう。



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