セブンのクリームパンがリニューアルしてしまった
所用でセブンに寄り店を出たあと、母に「クリームパン、形変わってたの見た?」と聞かれた。
なんですって?
円形で、中央がくり抜かれていて中のクリームが見えている、クリームパンとしてはなかなか見ない風貌のあれが、変わった……?
私たちはすぐさまUターンし、パン売り場に直行した。
リニューアルを知らせるラミネート加工のポップに飾られ、目立つ位置に鎮座していた。形はグローブ。王道も王道である。
ローソンもファミマもグローブ型を採用しており、まん丸型のセブンは異彩を放っていた。なのになぜお揃いになったのか。カスタードが顔を出している中央部分の、乾燥して硬くなった部分が大好きだったのに。王道にはできないあの良さを捨て去ってまで”クリームパンらしさ”が欲しかったのか。
ショックのあまり、あれから数日間理由を考えていた。門外漢なので的外れだろうが、自分を納得させるためなのでそれはそれでいいのだ。
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仮説①:一瞬で認識してもらうため
コンビニは仕事前や休憩時など時間がないときの味方でもある。私のようにとりあえず全部の棚を見たり、食べるべきものが決まらなくて延々とふらふらしたりしている人ばかりではない。
滞在時間が数分にも満たない人を相手にする場合、見た目のわかりやすさはより重要になるだろう。差別化を図った個性的なデザインよりも「それが何か」が一瞬で判別できるもののほうが目に留まりやすい。
そうなると中央にあるカスタードの小さな円よりも、パン全体のざっくりとしたフォルムのほうが大事になってくる。パッケージの中央に黒の太字でクリームパンとは書いていたものの、文字は負担がかかりやすく、意外と見落とされやすいものだ。
そのため、あんぱんイメージが強い円形から撤退したのかもしれない。
仮説②:量の調整が入ったため
大きなPOPではお求めやすい価格であることをアピールしていた。
しかし私が思ったのは「以前から別にそこまで高くなかった気が……」だった。
さらに気になったのはカロリーが下がっていること。ということは、小さくした分安くしただけなのでは……?(もちろん味のクオリティは上げていると思うけど)
手元にパッケージ写真がないのが痛いが、以前は少なくとも300kcal以上はあった。画像検索してみても、時期によって誤差はあれど300台なのは同じである。
しかし今回のは260kcal。そして形状的に当たり前だが、中身が見えない。
……割ったら空洞が、なんてことはないよね。これまでのはぷるぷるしたクリームがガッカリしない量ちゃんと入っていたのだけど、大丈夫だよね?
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コンビニ商品はものすごい頻度でマイナーチェンジをする。
そのためクリームパンの形や内容が変わるのも仕方がないこと。むしろいつかは消えることを知っていながら飽きるまで食べなかった私が悪い。売り上げが上がらなければ、なおさら変更の対象になってしまうのだから。
しかし唯一よかったと思えたのは、変更になる直前に円形ver.を母に食べてもらうことができたことである。あの中央の硬い部分の良さも理解してくれてご満悦になっていた頃がもはや懐かしい。
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