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欲しい欲しいクインテット


ハロウィンが終わった途端、街はクリスマス色を強める。

スーパーではこの前までオレンジや黒の配色のお菓子が並んでいたスペースが赤や白に変わり、百均では入ってすぐの一等地に手のひらサイズのサンタさんや雪だるまが並び、カルディにはグリューワインとマグカップ(長靴型でめちゃくちゃ可愛い)のセットが店頭で手招きする。



先日、カルディで流れるようにコーヒーをいただきつつ店内を巡っていたのだけど、欲しいものがありすぎて参ってしまった。なんせ私は1年の中でクリスマスが1番好きなのだ。


まず最初に見つけたグリューワインセットも気になるし、アドベントカレンダーはお菓子だけでなく紅茶バージョンなんてのもあったし、可愛いクリスマスデザインの紅茶缶もあるし、定期的にバージョンチェンジする猫のストラップも冬仕様になっている(1回買うと集めたくなるので我慢している)。


特に紅茶缶に関しては、紅茶党×缶好き×クリスマス好きという三重奏なのでもう大変。カルディでお馴染みのジャンナッツもメリーゴーランドモチーフで大変可愛いのだが、今回初めて見つけたウィッタードというブランドに興奮しまくりだった。


というのも、ただの缶ではなくキャニスター缶。しかもウィッタードはイギリスのブランドだった。もはや四重奏じゃん。さらに、改めて調べたところ1886年創業だった。つまりヴィクトリア朝。はい、五重奏です(?)。


赤と青の2種類があり、前者はオレンジピールやクローブなどのスパイスが入ったクリスマスらしいフレーバーの「クリスマスティー」、後者はウィッタードを代表する「ラグジュアリーホットチョコレート」とのこと。片方が紅茶でないことに驚くも、しかし結果的にどっちも好物という幸せな展開。


しかし不幸なことに、とてもじゃないが衝動買いできる代物ではなかった。

値札が無かったのでその場で検索してみると、カルディではなくDEAN & DELUCAのサイトがヒット。DEAN & DELUCAって、結構お高いのでは……? とドキッとしつつ価格を見てみる。



1つ、2,808円也。


にっ……と思わず息を飲む。自分の目が大きくなるのを感じながら画面から目を逸らし、特設スペースのてっぺんに立つキャニスター缶を見上げた。そうだね、そこにいるのがふさわしい御方だよあなた様は……。



こうなると1,000円ちょっとのジャンナッツがリーズナブルに見えてしまうから不思議である。とはいえこちらも自分用に買うのは勇気がいるので、親へのクリスマスプレゼントの一つということにして、試飲と缶の譲受を交渉しようかしら……などと実に姑息な計画を立てるのだった。




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