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『くよくよするな、ポンコツでいいのだ』

ビジネスでは「くよくよするな、ポンコツでいいのだ (Don't worry, be crappy)」で、不完全な商品を市場に出すべき時がある。それで逃げ切りたい(または、そんなことができる)と思っている訳ではなく、そうするのが正しいからだ。

革命的な商品の発売が早過ぎるからと言って失敗したりしない。失敗するとしたら、それは迅速に改良できなかった時だ。率直かつ謙虚に見れば、大抵の商品は、初めて市場投入された時にはポンコツだ。

後になって画期的な商品の最初のバージョンを見ると、「どうしてあの重要な機能を入れていないのだろう。当時でも搭載できた技術なのに」と思うことは数知れない。しかし、初めて見た時には誰も虜になり、その機能に感動するあまり、欠点には殆ど気付かない。

「くよくよするな、ポンコツでいいのだ」を実践するために必要な、優れた商品、優れたチーム、そして優れた活動の条件がある。

◆優れた商品の条件 (DICEE)
①深い(Deep): 買った時には気付いていなかった使い道を満たす特徴や機能を備えている。

②知的(Intelligent): 人々の痛みを和らげたり、喜びを増したりする方法をあなたの洞察に反映する。

③完全(Complete): 単なる物理的なモノに留まらない。説明書、顧客サービス、技術サポート、・・・全てが充実している。そして、トータルなユーザー体験を提供する。

④感情に訴える(Empowering): 優れた商品を手にした人はクリエイティブになり、生産性が高まり、幸せを感じる。こうして、商品と人々の間に感情的な結び付きができる。

⑤エレガント(Elegant): ユーザーインターフェースがエレガントである。思った通りに機能してくれる。ユーザーに食ってかからない。家に持ち帰ってプラグを差し込めば、直ぐ動作する。

◆優れたチームの条件
①強いリーダー: 正しい権力者は、自分がしていることを理解していて、それをチームに伝え、チームが自分の行動とアイデアに価値を加えることを期待する。

②理想を抱き、忙しくしていて、学歴に拘らないメンバー: 全員が世界を変えれることができると本気で信じ、能力と情熱を持っている。そして、優れた人を揃えるのと同じくらい大切なのが、劣った人を遠ざけることである。

③少人数で、切り離され、酷い環境にいる。
④カジュアルでくだけた雰囲気。

◆優れた活動の条件
①既にある商品やサービスの欠点を敢えて見つける
②直感に従う
③自ら設計する
④振って焼く
⑤ホームランより塁に出る
⑥反対論者を無視する
「顧客と市場調査」「批判家と専門バカ」「自分の会社(技術部門、営業部門、経営陣)」「競争相手」
⑦ガッツで行こう

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