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都市へ投げ出される身体(ホテルに泊まって思考ドライブ ⑥:hotel Siro)

9月に入ってからというもの、「社内ニート」を脱して平日は仕事が忙しく、休日も毎週のように予定入って、完全にnoteの記事投稿がご無沙汰になっていたが、いろいろ落ち着いてきた。落ち着いてきたというか、また、社内ニートになるかもしれないと思っているのだが、半年前とは違って、今のところ悲壮感はない。なぜなら、またnoteで好きなことを書き始めればよいからだ。

9月の四連休にhotel Siroに泊まった話はこちらから。今回はそのB面。

2か月近くも前のことで記憶が途切れ途切れではあるけれど、確かあの日は雨が降ったり止んだりで天気はよくないけど、涼しくてすごく過ごしやすい日だった。

hotel Siroの客室は、障子と引き戸を開け放すと外と中の区別かなくなって、街の中に埋もれる感覚が強くなっていく。夜風が気持ちいい。

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ガラスの引き戸、障子、カーテンといくつかの壁がレイヤーをなして、一見単純なこの四角い部屋はとても重層感のある空間に感じた。

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朝駆けに歯ブラシをくわえたまま、廊下を出て外階段のほうに向かう。外階段の足元には何もなく、見下ろすと、今にも落ちそうなふわふわした感覚。高所恐怖症の人は立っていられないだろう。そんな階段に立って池袋の雑然な街を見渡すと街に投げ出された感覚になる。

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雑然とした都市に身体を放り出すというのは、普通は不安な感じがするが、ここではあまり不安感がない。なかなか言語化するのが難しいが、白い室内やこのふざけた屋外階段が妙に心地よい。ホテルはロビーやレストランは共用部は街に開けており、客室はしっかりプライバシーが守れている、という常識が覆されるのだが、常識を裏切られた時の気持ちよさ、みたいなものがこのホテルの良さだと思う。

あまり凝った文章が書けないので、今日はこの程度で。またリハビリ兼ねてぼちぼち書いていきます。

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