くじ引き民主主義

2020年1月12日の日経新聞に”プラトンに挑む「民主主義3.0」”という記事がありました。プロの政治家に任せてもろくな結果に行き着かない現状を憂い、考え尽くした結果、くじ引きで当たった人が考えることになるのだと。

これって日本で言えば、裁判員制度と同じだと思います。一般市民の視点をいかに取り入れていくのか、世界が試行錯誤しているのだと思います。

この様なことが必要になってきたのは、”人々の幼児化という深刻な事態が進んでいた”ためだとしています。この記事では、トランプ大統領も幼児化の代表例とされているので手厳しい。

さて、自分自身がこのような立場に追い込まれるとしたら、一番必要なのは何なのでしょうか。私が思ったのは”教養”です。

”教養主義の没落”では、教養主義が減退してきたけれども、その最大の理由は”ただのサラリーマンという人生航路から承ると、教養など無用な文化である”と喝破しています。たしかにサラリーマンやるのに、教養なんていらないですよね。

でも、裁判員裁判やくじ引き代議員などをやる羽目になるのだとすれば、社会全般をあまねく知っていること、あるいは知ろうとする態度が必要になってくると思います。そういえば最近、”世界の教養365”もヒットしましたね。こんな状況ではいけない、という意識が共有されているのかもしれません。

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