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20040223 Megaminx

 Megaminx$${^{*1}}$$という立体パズルを買った。ルービックキューブ$${^{*2}}$$をもっと複雑にしたようなパズルである。このページ$${^{*3}}$$に出ていた広告を見て欲しくなった。こんな複雑そうなパズルがあるならば、これは手に入れないわけにはいかないと思った。

 「Megaminx」で検索$${^{*4}}$$して出てくるページは非常に少ない。日本では殆ど知られていないパズルかと思ったが、よく調べてみるとルービックキューブが流行った頃の1980年代にはこのMegaminxは発売されていた$${^{*5}}$$らしい。

 通信販売$${^{*6}}$$で買った。送られてきたMegaminxはこんな色*1ではなく蛍光色の下品な色遣い$${^{*7}}$$だったので少しがっかりした。

 一緒にこのパズルの解き方$${^{*8}}$$が書かれた小冊子が送られてきた。30ページにわたって英語で解説してある。解説書自体がパズルになっているようなものである。

 子供達には「絶対崩すな。元に戻せなくなる」と言っておいた。これでは何のためのパズルか分からない。

 この手のパズルは色々ある。このページではきれいに分類$${^{*9}}$$してあった。Megaminxと同じ様な十二面体の形をしたパズルが他にもあった。「Pyraminx Crystal$${^{*10}}$$」と名付けられている。

 Pyraminx Crystalはどういう仕組みなのかちょっと分からない。Megaminxは各面の中心の部分$${^{*11}}$$が軸となって回転するのだが、Pyraminx Crystalの方は回転する軸が想像できない。切れ目が五角形の中心を通っているので、回転軸がどうなっているのか判らない。

 この類のパズルに関する特許がいろいろ出願されている$${^{*12}}$$ようだ。Pyraminx Crystalも出願$${^{*13}}$$されている。どういう構造になっているか特許の説明図$${^{*14}}$$を見てみた。

 中心に球体が入っていて、各々の部品と球体とをネジで挟んでいるようだ。こうすれば、ネジを軸として各部品が回転する。しかしネジは部品の中に隠れてしまっている。これでは組み立てようがない。やはり試作模型だけ$${^{*10}}$$で実際には量産されていないのだろう。

*1 Megaminx
*2 Welcome to Machantosh. パズルコレクション:ルービックキューブ/リベンジ/プロフェッサー
*3 Mathpuzzle.com
*4 Google 検索: Megaminx
*5 立体パズルの部屋 Megaminx
*6 New Improved 12 color Megaminx For Speed-cubing Black
*7 megaminx.jpg
*8 Megaminx Solution by Kurt Endl.
*9 Twisty Puzzles Sorted by Inner Mechanics and Outer Form
*10 TwistyPuzzles.com - Pyraminx Crystal(※2004年執筆当時は商品化されていなかった。2008年に初めて商品化された)
*11 megaminx2.jpg
*12 The Magic Polyhedra Patent Page
*13 esp@cenet document view DE8707783
*14 pyraminx.gif

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