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20050417 舎密局(せいみきょく)

 「舎密」という言葉がある。「せいみ」と読む。化学という学問のことを日本では最初こう呼んだらしい。語源はオランダ語の化学を意味する「chemie」$${^{*1}}$$の発音$${^{*2}}$$「シェ$${^{*3}}$$$${^{*4}}$$」を漢字でそのまま表したようだ。

 「舎密」という熟語から「舎利」とか「密教」とかを連想して、仏教用語$${^{*5}}$$かと思ってしまう。何故「舎密」と言う漢字を当てたのか。化学の発端となった錬金術$${^{*6}}$$は「小屋の中で密かなことをする」からだろうか。

 舎密局$${^{*7}}$$という施設がかって大阪にあった。系統的に化学が学べる日本で最初の施設だったらしい。

 この舎密局の建物の写真$${^{*8}}$$を眺めていると、屋根の上の櫓みたいな部分$${^{*9}}$$が「舎」の字に見えてくる。舎密局だからこういう建物の形になったのだろう。

*1 舎密開宗
*2 Pronunciation
*3 douchen.au
*4 lief.au
*5 ブッダワールド(仏教総合サイト)/仏教用語
*6 20020612 錬金術
*7 舎密局(せいみきょく)とは
*8 seimikyoku
*9 seimiuki.gif

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