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20050907 右折待ち

 自動車を運転していると交差点などで右折しようとして停止している自動車$${^{*1}}$$に出くわすことがある。対向車線で右折しようとしている自動車は特に問題ない。問題が全く無いということではないが、もっと問題なのは自分の走行車線の手前で右折しようとしている自動車である。どういう訳か、進行方向に対して車体を斜めにしたまま停止している自動車が多い。いや殆どである。これは愛知県の特性なのか全国的なのか。

 県によって非常識な暗黙の交通規則ができあがっている場合がある。十数年前、茨城に自動車で旅行に行った時に体験したのは「交差点での右折優先」であった。直進車は対向する右折車を通してから進行していた。どこの交差点でもそうだった。これは危ない。譲り合い精神か何か知らないが、規則を無視した譲り合いは意味がない$${^{*2}}$$。自動車の運転は機械の操縦なので規則通りに動かすのがもっとも安全である。それ以外の自分たちで勝手に作り上げた規則は危険だ。

 右折時に車体を斜めにすればそれだけ余分に道幅を取ることになるので危険が増す。また後続車が脇を通り抜けられなくなる場合が多くなるので渋滞の原因にもなる。百害あって一利無しなのである。それなのにどうして斜めに停車するのだろう。一体どういう了見なのか。理解に苦しむ。自分に被害が余り及ばないと言うだけで、これは対向車線の車両でも同じ様に迷惑だ。

 この様に日頃思っていた時、ふと右折待ちで車体を斜めにしている自分に気付いた。日頃こんな運転をするはずがないのになぜ斜めになっているのか。右折するか否かを迷って右折しようとしたのである。つまり右折地点の直前で右折しようと決めハンドルを切ったら対向車が来たのでそのまま停止したのであった。

 「斜め右折待ち」は無計画な運転の結果なのである。ということは愛知県下の運転者はほぼ全員無計画に運転していると言うことなのか。これでは交通事故$${^{*3}}$$は減らない。

*1 JAFに学ぶ安全イロハ Vol.15 ~安全な右折の仕方 Part.1~
*2 20040813 優先道路(2)
*3 愛知県警察|交通安全|交通事故発生状況

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