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20001228 値段勝負

 ある程度、値段の張る買い物をする場合は、労力を使って価格比較を行ってから買う。新聞や雑誌の広告を集めたり、交通費と時間を使って店舗に足繁く通ったりする。そしてここが最も安いと判断し、購入に至る。

 比較検討中はどこかで突然、安売りをする可能性もあるので様々な広告に常に目を光らせておかなければならない。先日、デジタルカメラを買った$${^{*1}}$$。デジタルカメラ不要論を唱えていたのは、生来の物欲$${^{*2}}$$を押さえるための方便でもあったので、その隙を見てデジタルカメラの値段の動向はある程度把握していた。従ってカメラを買った当日はそれ程衝動買いの印象はなかった。

 買ってからも勝負は続く。買ったデジタルカメラを店頭で見かけては値段を見て自分の購入価格よりも高いことを確認しては自分の購入価格に間違いはなかった、勝った、と安心するのである。今回買ったデジタルカメラの購入価格は連戦連勝であった。

 今日の新聞に、件のデジタルカメラを買った店舗のチラシ広告が入っていた。開店前に並んだ時と同じ値段で、しかも数量限定の目玉商品ではなく通常販売品目として掲載されていた。

*1 20001125 デジタルカメラ
*2 19990804 諸橋大漢和

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