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20021111 巡回サンタクロース問題

 考えてみると「巡回セールスマン問題$${^{*1}}$$」は宅配便の配達順路に十分活かせるような気がする。

 調べてみたらあった$${^{*2}}$$。このソフトを使えば一日に想像を絶するほどの大量の荷物を運搬しながら宅配するサンタクロース$${^{*3}}$$は相当楽になるだろう。

 サンタクロース$${^{*4}}$$のように全世界を一日で移動しなければならないような宅配業者にとって、「巡回セールスマン問題」疑似解決ソフトは大いに役に立つかも知れない。

 もしかしたらサンタクロースは複数いるのではないか$${^{*5}}$$、という説もあるようだ。そうなれば各々のサンタクロースが担当する家庭の数はサンタクロースの数に反比例して少なくなり、それに伴って道筋の組み合わせを考える数は激減していく。

 サンタクロース$${^{*6}}$$が本当に沢山いて、クリスマス前夜に数軒にしか贈り物を届けないとすれば「巡回セールスマン問題」の最適な解よりも経験などで決めた方が効率的なような気がする。荷物の量や進行方向に対して道のどちら側に家があるか、煙突の位置などによって巡回の仕方は大きく左右されるだろう。荷物が沢山あるので出発点の近いところから配りだす方が楽だし、道を走る場合は左側の家から配った方が贈り物を担ぐ距離は少なくて済む。

 私の家では、サンタクロースはクリスマス以外の日はどこで何をしているかという子供達の問いに対して「近くのお宮さんで隠れて玩具を造っている」と教えてある。神社一軒当たりの子供のある家庭の数は、現実の宅配業者が一日で廻る配達軒数とよく似ているのではないだろうか。

 宅配業者が「巡回セールスマン問題」をいちいち考えていると言うことを聞いたことがない。そう考えるとやはり経験の方が優先するような気がしてならない。

*1 20021110 巡回セールスマン問題
*2 ロジステイックス最適化
*3 第39回世界サンタクロース会議
*4 サンタクロース研究
*5 サンタが街にやってくる
*6 20020114 サンタのひげ

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