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20020723 裁判所の手数料

 裁判所$${^{*1}}$$から予納していた郵便切手の残りが戻ってきた。

 訴訟を起こした時に訴訟手数料とは別に裁判所から書類を送付するための郵便切手を予納する。裁判所に支払わなければならない、訴訟に必要な手数料は訴訟する金額によって異なる。少額訴訟では支払いを求める金額は30万円迄$${^{*2}}$$で、その訴訟に必要な手数料は最高3000円$${^{*3}}$$である。3000円以下の手数料で訴えを起こすことが出来る。(※2002年執筆当時は、30万円迄だったが、2004年に60万円迄に引き上げられた

 これとは別に郵便切手を予め裁判所に渡しておく。この金額は裁判所によって違うらしい。私が訴えを起こした簡易裁判所では原告1名、被告1名の場合5800円であった。この切手は裁判が終了した後、残額分が切手で返還される。

 1440円返ってきた。5800-1440=4360円使用したわけである。訴訟手数料よりも費用がかかっているのが何となく納得いかないような気がしないでもない。

 更に納得がいかないのは残額の切手を送付するのに送料として80円使っているのである。つまり本当は1520円残ったのだけど、残額分を返送するのに80円使ったから1440円になりました、と書いてあった。裁判所の都合で余分に受け取った筈なのにそれを返すために裁判所が自腹を切らず、残額分から送料を取るのは何とも釈然としない。

 そして残額の受領書の返送も「お手数ながら」要求している。受領書は葉書の形になっていて切手を貼る部分が設けてある。これも自分で支払わなければならないのである。たった50円$${^{*4}}$$であるが、釈然としない。

*1 20020716 法廷
*2 少額訴訟 | 裁判所
*3 表手数料額早見表
*4 郵便料金表 通常郵便物

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