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20000518 いか

 SQUID$${^{*1}}$$と呼ばれる装置がある。日本語で言うと超伝導量子干渉素子でSuperconducting Quantum Interference Devicesの頭文字である。何をする装置かと言えば非常に小さな磁場を検出$${^{*2}}$$するものである。

 squid$${^{*3}}$$にはもともと他の意味がある。イカ$${^{*4}}$$と言う意味である。だれがSQUIDと言う名前を考えたのか判らないが、日本語で新しい科学技術用語を作る際には出てこない発想である。科学用語でなくても既存の日本語の単語と重なるのは避けてしまうだろう。

「先生、超伝導量子干渉素子『ょうでんょうしかんしょうそし』を略してチドリ(千鳥$${^{*5}}$$)というのはいかがでしょう」
「君は寝言を言っているのかね」
「では、SQUIDはどうでしょう」
「うむ、それでいきなさい」

*1 産業技術総合研究所関西センターの全頭型脳磁界計測システム(多チャネルSQUIDシステム)の紹介
*2 SQUIDの動作原理
*3 Search for Giant Squid
*4 スルメイカ
*5 家紋図鑑_鳥

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