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20060122 うつぶせになる女子高校生
去年(※この文章の執筆は2006年)の十一月に仲間と寂れた街の探訪$${^{*0}}$$に出掛けた。行った先は三重県の名松線$${^{*1}}$$である。松阪市の松阪駅と津市の伊勢奥津駅とを結ぶ。「名松線」の「名」は名張、「松」は松阪である。鉄道敷設当初の計画では名張まで行く予定だったが、途中で止まって現在に至る。途中で計画が止まってしまうぐらいだから、相当昔から沿線の街は寂れている。
列車に乗っていたら下校中の女子高校生が一人乗り込んできた。すると靴を脱いで長椅子にうつぶせになった$${^{*2}}$$。他に乗客がいるにも拘わらず、堂々と寝ているので、彼女にとっては日常の行為なのだろう。我々にとっては初めて見る光景である。いくら乗客がいないからと言ってもここまでくると行き過ぎの様な気がする。車内は閑散としているから全く誰にも迷惑を掛けていない。問題はない。あとは本人の心持ちだけだ。それともこの大胆さに対して天晴れと言うべきか。
「寝てる人$${^{*3}}$$」というページを思い出した。酔っぱらって駅や電車で寝ている人の姿を集めたページである。酔っぱらって寝ている人と件のクラブ活動か何かで疲れ果てて寝ている女子高校生とではどっちが愛おしいか。どっちもどっちである。もし女子高校生がスカートの下に青いジャージのズボンを穿いていなかったらどうか。断然こちらの方だ。
*0 20051228 日本で一番古い駅舎など
*1 名松線の旅
*2 img_0132.jpg
*3 寝てる人2001/5
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