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20040324 二人の田中圭一

 インターネット本屋のAmazon.co.jp$${^{*1}}$$には「おすすめ商品$${^{*2}}$$」というサービスがある。

 この書店での購入履歴などから適当に商品を選んで紹介してくれる機能でだ。客に余分に買わせる仕組みだが、このおすすめ商品の一覧を見ていると、「こんなものもあったのか」と思わされることもよくあり、その中から注文を出すことも少なくない。

 ところが最近、「何故これがおすすめ商品なのだろう」と思わせる本が沢山入っている。近世史関係の本$${^{*3}}$$である。歴史が嫌いな訳ではないが、Amazon.co.jpでそういった本を買ったことはない。第三者が、私のAmazon.co.jpの取引口座を使って勝手に本を注文しているのだろうか。

 一覧をよく見ると紹介されている歴史書の著者が皆同じである。田中圭一氏であった。私の知っている田中圭一氏は漫画家である。ドクター秩父山$${^{*4}}$$、神罰$${^{*5}}$$という漫画を書いている。同姓同名の別人である。歴史書の田中圭一氏は大学の元教授$${^{*6}}$$だった。

 Amazon.co.jpでは田中圭一氏の漫画を買ったことがある。この履歴で同姓同名の歴史の田中圭一氏の著作がおすすめ商品となっただけだった。

 因みに「田中圭一」という名前は縦書きにすると左右対称になる。こういう名前は縁起がいい$${^{*7}}$$と言われている。

*1 Amazon.co.jp: アマゾンへようこそ!
*2 Amazon.co.jp:ヘルプ/各種サービス/おすすめ商品
*3 YOMIURI BOOKSTAND/大型書評
*4 19990917 うちゅう人田中太郎
*5 20030606 バロン吉元
*6 Google 検索: 元筑波大教授 "田中圭一 "
*7 19991223 対称形の名前

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