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20011210 名古屋城と金閣寺との焼失

 金閣寺$${^{*1}}$$は今から50年程前に当時の修行僧(21)の放火によって焼失$${^{*2}}$$した。現在の金閣寺は再建された物である。

 名古屋城$${^{*3}}$$も60年程前に焼失$${^{*4}}$$した。これは戦災による。アメリカ軍が投下した焼夷弾によって焼け落ちた$${^{*5}}$$。こちらも再建したが、コンクリート製の城$${^{*6}}$$になってしまった。

 どちらも惜しいに違いないが、名古屋城の焼失の方は何とも悔しい。金閣寺に火をつけた学僧は金閣寺の歴史、美しさを十分知っていただろう。一方、焼夷弾を投下したアメリカ軍のパイロットや乗組員は名古屋城が何であるかを知らなかった筈である。アメリカという国が出来る前から存在していた木造建築物という事なんて知らなかったに違いない。

 何も知らない異民族に文化的遺産を破壊されるのは怒りのぶつけようがない。そんなところが悔しくて仕方がない所である。

*1 金閣寺
*2 金閣焼失から50年 7月に「自戒」の法要(京都新聞:1999.5.10)
*3 名古屋城リニューアル告知のホームページ
*4 国宝名古屋城330年の最期の日
*5 茶釜になった狸!? ならぬ、、、<戦火に消えた金鯱の現在>
*6 ◆ 大天守閣

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