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20060203 リリオデンドロン

 発熱する植物$${^{*1}}$$に「フィロデンドロン$${^{*2}}$$」という名の観葉植物がある。この名前からある木の名前を思い出した。その木は「リリオ樹(じゅ)」と呼ばれていた。筆者がかって通っていた学校の校庭にこの木があった。

 この木の学名は「リリオデンドロン チューリッピフェラー リンネ$${^{*3}}$$」と先生から聞いていた。「チューリッピフェラー」というのは「チュリップによく似た」という意味だ、と言うところまでは憶えていたが、「リリオデンドロン」はすっかり忘れていた。もしかしたらどういう意味かもともと教えて貰ってなかったかも知れない。「リンネ」は分類学の父$${^{*4}}$$の名前である。調べてみると「リリオデンドロン$${^{*5}}$$」はギリシャ語で「リリオ(百合)+デンドロン(樹木)」だった。花は確かにチューリップに似ている$${^{*6}}$$。「百合$${^{*7}}$$」はどうなったのか。

 フィロデンドロンを調べてみると、「フィロ(好む)+デンドロン(樹木)」で樹木を好む$${^{*8}}$$という意味である。「フィロ」はフィロソフィアのフィロ$${^{*9}}$$だった。

*1 20060202 発熱植物
*2 フィロデンドロン属の仲間
*3 vPlants - Liriodendron tulipifera
*4 自然の体系 / リンネ
*5 yurinoki
*6 百合の木 (ユリノキ)
*7 百合譜(拡大画像 004) | 描かれた動物・植物
*8 philodendron. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*9 20010126 武蔵国のビターバレー

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