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20020214 アポロ計画の疑惑

 先日テレビジョンの番組を見ていたら、アポロ計画$${^{*1}}$$で人類は月に行っていない、という噂を取りあげていた。アメリカ政府が火星への有人探査をでっち上げるという映画「カプリコン1$${^{*2}}$$」が公開された頃から言われている話である。

 その最も有名な根拠はこの月面に立てた星条旗の写真$${^{*3}}$$である。大気のない月で何故旗がはためいているのか。はためいているのは風が吹いているからだ。従ってこれは地球上のどこかである。というのだ。初めてこの話を聞いた時、成る程、と思った。が、考えてみるとおかしい。

 旗がはためくのにどうして空気が必要なのか。真空中$${^{*4}}$$では旗ははためかないのか。例えば月面で$${^{*5}}$$をはためかせようと思い、$${^{*6}}$$の両端を持って振ってみる。当然、褌はだらんと下に垂れ下がったまま平行移動するのではなく、波打つだろう。手を止めても空気がないため暫くは慣性で波打っているのではないだろうか。ちょっとした振動があれば布などは月面でいつまでも波打ちそうである。

 このページ$${^{*7}}$$にはアポロ計画で疑わしいと言われている箇所が色々紹介してある。宇宙空間や月は放射線が一杯なので人間が生活できるはずがないというのがあった。これはどうなのかわからない。どれ程の放射線があるのか、それは致命的な量なのか。この放射線によってカラーフィルムが感光してしまうのでないかという疑問もある。金属製のケースに入っていれば感光の心配はあまりない様な気がするが、実際はどうなのだろう。フィルムバッチ$${^{*8}}$$はフィルムが放射線で感光することを利用して被曝量を計測する。フィルムバッチの場合はそれ用に開発された感度の高いフィルムだろうから、月で撮影で使ったフィルムとは全く性能が異なるだろう。

 月面での写真では星が一つも写っていない$${^{*9}}$$。これも当たり前の様な気がする。月面が太陽に照らされているので、月面や地球に露出を合わせれば暗い星は写る筈がない。それにこの写真のように「空に浮かぶ地球」を写すにしても合成写真を作るにしても、月や宇宙空間に行かずにどうすれば丸い地球を撮影することができるのだろう。

 この写真$${^{*10}}$$も誰が撮ったのか判らないというが、カメラのセルフタイマーを使えば二人を同時に写すのは簡単ではないだろうか。

 十字マークよりも前に写っている物$${^{*11}}$$があるというのも、その物が白いため黒色の十字マークが潰れただけの様な気がする。

 色々と月に行ってない証拠を出そうとしているが、これはどうやって説明すればいいのだろう$${^{*12}}$$。月面にはどこから光が来ても来た方向と同じ方向に反射させる鏡$${^{*13}}$$が置いてある$${^{*14}}$$。地球上からレーザ光を発して月面に設置されたこの鏡に反射させる。レーザ光が往復する時間から月までの距離を計算することが出来る。

 誰かが月に行っていないと出来ないことだ。

*1 Apollo 11 Image Gallery
*2 CinemaScape/カプリコン・1 (1978/米)
*3 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/kippsphotos/5875.jpg
*4 20011220 宇宙の音
*5 20011115 家庭用刺繍ミシン
*6 いなかっぺ大将
*7 Aviation Now/航空の現代 NASAアポロ計画の謎
*8 原子力のページ - 調べる - 原子力の基礎 - 放射線の測り方
*9 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/kippsphotos/6550.jpg
*10 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/kippsphotos/5903.jpg
*11 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/kippsphotos/5931.jpg
*12 Q&A: 月までの距離の測り方
*13 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/alsj/a14/10100567.jpg
*14 http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/alsj/a11/as11-40-5942a.jpg

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