見出し画像

20080117 リング半田

 こんな便利な物があるとは。リング半田$${^{*1}}$$である。電子回路などを作る時、半田付け$${^{*2}}$$をする。電子部品のリード線部分とそれを接合する電子基板の銅箔とを半田こてで同時に熱しながら$${^{*3}}$$糸半田$${^{*4}}$$を熱した部分にあてて、半田を溶かして接合させる。半田、リード線、銅箔が同じ温度になって初めてそれぞれが上手く接合する。

 作業は右手で半田こて$${^{*5}}$$を持って作業台の上にある電子回路基板の半田付けする部分にこて先を当て、その部分に左手で糸半田を持っていく。大抵の半田付け作業は、ちゃんとした工作用の作業台ではなく、食卓であったり、畳の上であったりする。従って半田付けをする相手は固定されているわけではない。こてを当てる相手が不安定なので、半田付け部分を上手く熱することができない場合がある。両手は半田こてと糸半田で塞がれているので、半田付けする相手が不安定でなかなか熱せられないと、非常にもどかしい思いをする。

 そこで登場するのが「リング半田」である。小さな電子部品のリード線$${^{*6}}$$同士を半田付けする場合、左手でリード線を固定し、更に左手の余った指で糸半田をつまみながら、右手で半田こてを当てる$${^{*7}}$$。糸半田が上手く当たらないのでイライラしてしまう。

 リング半田を使えば、このような半田付けいとも簡単に半田付けができそうだ$${^{*8}}$$。糸半田を持つ左手が解放されるので、作業の効率はかなり上がる$${^{*9}}$$だろう。一体いくらぐらいか。リング半田一個当たり7円程度$${^{*10}}$$である。

*1 リングハンダって何ですか?
*2 第4章 半田付けの方法
*3 半田付け
*4 ハンダ付け職人のWEBはんだ付け基礎講座 04
*5 20031226 半田ごて
*6 リード 1 [lead] - goo 辞書
*7 n_pho_14.jpg ※(写真14)は消失している
*8 アマチュアのためのリングハンダ使用法1
*9 アマチュアのためのリングハンダ使用法2
*10 リングハンダのサイズと価格

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?