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20030613 ミミズ天国

 生ごみの堆肥化を始めて$${^{*1}}$$から半年ぐらい経った。庭が狭いので、専用バケツ$${^{*2}}$$の中で堆肥化しかかっているごみを地中に埋める場所を決めるのに苦労している。地中に埋めても2、3週間では土にならない。掘り返すと生ごみがそのままの形で出てくる。埋める場所を工夫して何とか堆肥化のやりくりをしている。

 このお陰で庭にはミミズが激増した。庭はミミズ天国となってミミズの糞$${^{*3}}$$だらけである。ミミズの糞と言っても成分は土ばかりなので全く問題はない。それに沢山のミミズが地面を掘り返すことにより庭の土が自動的に耕されるので、土の中への空気や水の通りが良くなり庭の草木にとっては好ましい$${^{*4}}$$。

 先日、何十匹ものミミズが地表で集結しているのを見かけた。フツウミミズ$${^{*5}}$$ばかりである。理想は鮒釣りに使えるシマミミズ$${^{*6}}$$の繁殖だが、それは見あたらない。シマミミズは藁を好むから藁を一緒に埋めてやればどこからか集まってくるかも知れない。

 それにしてもミミズたちは一ヶ所に集まって何をしていたのだろう。集団交尾なのだろうか。ミミズの場合、尻尾を絡めるわけではないので交尾といわず、交接と言うのが普通らしい。

 ミミズは雌雄同体$${^{*7}}$$である。一つの個体で雌雄の交接器を持っている。環帯$${^{*8}}$$と呼ばれる器官の近くに雄の部分と雌の部分がある。雌雄同体なので一個体でも受精して卵を産めるはずである。実際はミミズ二匹が互いの交接器を結合させることによって受精$${^{*9}}$$する。

 必ずしも二匹で行う必要はない。三匹でも同時に交接は可能である。三角形になればいい。こうすれば三匹相互に遺伝子交換が出来る。この方法であれば何匹でもいける。十匹いれば十角形になればいいのである。実際には二匹で生殖行為をしているようだ。今回のように何十匹ものミミズが集結した時には「三角交接」ぐらいは起こってもよさそうだ。実際はどうなのであろう。

 これを人間で喩えるといろいろ想像できる$${^{*10}}$$が、この辺りで止めておこう。

*1 20030124 ボカシ
*2 //|総合商社 金武株式会社|新潟県三条市 ボカシ肥料容器、コンポエース
*3 「落ち葉とミミズ」 ミミズのフン
*4 「落ち葉とミミズ」 すみかの観察
*5 生薬の特徴と長所 ジリュウ(地龍)
*6 エサ トップ 淡水のエサ1
*7 Earthworm Dissection
*8 「落ち葉とミミズ」 ミミズのつくり
*9 みみちゃんプロジェクト ミミズの交接
*10 20010915 ホタテエラカザリ

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