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20060214 電波目覚まし時計

 目覚まし時計を買った。二年ほど前に目覚まし時計を買った$${^{*1}}$$が、目覚ましの音が「ピピッ、ピピッ」という優しい電子音なのでどうも物足りない。そこでもっと大きな音の鳴る目覚まし時計を探した。

 買ったのはこれ$${^{*2}}$$である。三千円程度だった。目覚ましのベル音の音量は申し分ない。古くさい意匠だが、最先端の電波時計機構$${^{*3}}$$が搭載されている。しかも東西の電波局$${^{*4}}$$を自動的に選択して受信する。単三電池が三本必要である。一本はアルカリ乾電池、あとの二本はマンガン乾電池を使う。どうして二種類必要なのか。三本ともアルカリ乾電池でいいような気がするが少しでも節約するためか。目覚ましの音はベル音なのである。電磁的に音を発生させているので、これのために別の電池が使われているのだろうか。何となくマンガン乾電池二本でベルを鳴らしているような気がしていたが、電波時計機構の動作電圧$${^{*3}}$$を見てみると「2.6V~5.0V」と書いてあるので、マンガン電池二本で時計を動かして、アルカリ乾電池一本でベルを動作させているのだろう。試しにアルカリ乾電池を外してみても時計は正常に動き続けている。

 針には闇の中で長時間光り続ける蓄光塗料「ルミブライト$${^{*5}}$$」が施され、更に発光ダイオードの照明$${^{*6}}$$まで付いている。

 そして周囲が暗くなると秒針が十二時のところで停止する。私は滅多にないが、睡眠時に秒針の音が気になる時がある$${^{*7}}$$。そんな時はこの機能は重宝する。秒針が止まれば電池の消耗を抑えることができるし、秒針用のモータが止まるのでモータ動作による電磁的な雑音がなくなり標準電波$${^{*8}}$$の受信状態が向上するという利点もあるらしい。

 三千円の割には色々な機能が凝縮されていて大変良い目覚まし時計$${^{*9}}$$だ。

*1 20031108 Luminox目覚まし時計
*2 clock.jpg
*3 セイコークロック株式会社 - セイコー 電波受信モジュール
*4 標準電波の出し方 ■標準周波数局の諸元
*5 徳永時計開発室 時計開発物語「時を計る知恵と技術」第九回
*6 clock_2.jpg
*7 20010721 初茸がり
*8 標準電波送信情報
*9 20030413 目覚まし時計

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