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20050802 デジタルカメラ(6)

 物欲の対象となっているデジタルカメラ$${^{*1}}$$の実物$${^{*2}}$$を見に行った。

 カタログ写真だけを見ていると、リコーカメラの特徴である「貧乏臭さ」が炸裂していたが、実際に手にとって見てみるとそれ程気にならなかった。

 とは言っても気に入らない部分がある。意匠だけの問題でカメラの性能には全く関係ないのだが、それは「貧乏臭さ」を増幅する要素となっている。GR1$${^{*3}}$$でも同じだが、レンズ周りの意匠がいけない。何故こんな意匠になっている$${^{*4}}$$のだろう。わざわざレンズの周囲を銀色にする意図は何か。銀色というのはどうも安っぽい。カメラの基本は金属の塊$${^{*5}}$$なので銀色を出したい気持ちが解らないでもないが、カメラ全体が黒いので銀色は似合わない。どうしても文字を書きたいのなら白色が良い。黒地に白い文字なら落ち着く。

 GR1$${^{*6}}$$からレンズだけを独立させたGRレンズ$${^{*7}}$$は黒地に白文字$${^{*8}}$$なので全く問題ない。もともとこういう意匠を採用することができるなら、なぜカメラの方でやらない。

 GX8$${^{*9}}$$はレンズ周りが更に安っぽい。何とかならないだろうか。

 レンズ周りの話はカメラの性能ではないので気にしなければそれで済む。実物を手にとって気になった部分がもう一つある。電池の蓋である。電池の蓋は握りの部分にある$${^{*10}}$$。右手で少し強めに握ると蓋がずれて開いてしまう。何かの拍子に蓋が完全に開いて電池が飛び出してしまう可能性がある。たまたまその展示品の蓋がおかしいのかと思って他を試してみても同じだった。これは下手な設計が原因だから、待っていれば改良されたものが出てくるかも知れない。

 その頃にはGR1のデジタル版$${^{*11}}$$も発売されているだろう。

*1 20050802 デジタルカメラ(5)
*2 製品情報 / Caplio GX8 | Ricoh Japan
*3 拡大画像
*4 拡大画像
*5 日本カメラ Online 連載11
*6 リコー技術最前線
*7 Ricoh Camera Website
*8 rd10.jpg
*9 【新製品レビュー】リコー Caplio GX8
*10 拡大画像
*11 ITmedia ライフスタイル:“デジタル版GR1”を予感させる本格志向――リコー「Caplio GX8」

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