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20051011 ひょうたん(8)

 ひょうたん$${^{*1}}$$を収穫した。結局、採れた数は九つだった。思ったよりも少なかった。

 臭いを出さずに中身を抜くために購入した「ひょたんごっこ$${^{*2}}$$」という薬品を早速使う。ひょうたんの中身はどろどろに腐らせて口から外に出す。このどろどろに融けたものが想像を絶するほど臭いらしい。住宅密集地では、ひょうたんの中身抜きはとてもできない作業である。薬品を使えば少々面倒だが臭いは全く出ないらしい。

 手順書$${^{*3}}$$通り、ひょうたんのへたの部分に孔を開ける。お湯に溶かした薬品がひょうたんの中でよく浸透するようにに孔から棒を突っ込んでひょうたんの内部をかき混ぜて空間を作る。棒を突っ込む作業で力を入れすぎてひょうたんの皮を突き破ってしまった。完全に熟成していれば皮は相当固くなっているので簡単には破れないのだが、破れたひょうたんは遅めに生ったために皮が薄かったのだろう。

 薬品を入れても肥溜めのような臭いは確かにしない。ただひょうたん独特の臭いはする。中身が抜ければ表皮の除去に移る。表皮は水に漬けておけば軟らかくなって簡単に剥けるらしい。

*1 20051004 ひょうたん(6)
*2 20051005 ひょうたん(7)
*3 ひょうたんごっこ

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