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20050620  賭博と掏摸の研究

 紀田順一郎$${^{*1}}$$の本に「賭博と掏摸の研究」という本の紹介があった。賭博と掏摸(すり)という犯罪行為に関して詳しく解説してあるという。著者は大正時代に大審院の判事を務めた$${^{*2}}$$尾佐竹 猛$${^{*3}}$$という人である。

 この本の初版は昭和四年で、昭和四十三年に復刻されていると書かれている。面白そうなので手に入れたいと思っていたが、古い本なので絶版か品切れだろうと考えて、別段、書店$${^{*4}}$$で在庫を調べようともしなかった。

 ふらっと古本屋に寄ったらあった。本の表紙が紹介されていたものと違っていたが、確かに件の本である。本は見つけたら迷わず買わないともう簡単に手に入らないことが往々にしてある$${^{*5}}$$。早速買った。2000円だった。もともとの定価は税別で4500円。

 奥付(おくづけ)を見てみると「1999年新版第1刷」と書いてある。少し前に新しく出版されていた。改めて書店$${^{*4}}$$で調べてみると在庫があった。古本屋で慌てて買う必要は必ずしもなかったが、新品同様のものを半額以下で買えたので良かった。

*1 紀田 順一郎のIT書斎ホーム
*2 アトラスヌーボー展・尾佐竹猛著作展
*3 松岡正剛の千夜千冊『下等百科辞典』
*4 Amazon.co.jp: アマゾンへようこそ!
*5 20020624 本の買い方

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