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20060215 Language Museum

 Language Museum$${^{*1}}$$と言うサイトがある。世界の言語の博物館である。二千もの言語の見本画像が収録されているようだ。惜しいのは単にアルファベット順に掲載されているだけなので、どこの国がどんな言語を話しているかというのが判り難い。世界地図上の点をクリックする$${^{*2}}$$とその場所で話されている言語が表示されるようになっていると面白いだろう。

 最初に見るのはやはり「日本語$${^{*3}}$$」である。例文は世界人権宣言の第二条$${^{*4}}$$らしい。もっと現代の日本語らしい文章$${^{*5}}$$はなかったのか。何とも詰まらぬ見本だが、まぁ、これはこれでよい。

 もう一つ日本語$${^{*6}}$$があった。「古代絵文字Ancient Pictograph」と書いてある。これは冗談なのか。片仮名の成り立ち$${^{*7}}$$を示しているようだが、全て間違っている。というより無茶苦茶である。中国から文字が伝わる以前に日本で独自に成立したといわれる文字$${^{*8}}$$などを仮名の成り立ちと勘違いしてしまったのか。

 「ヘ」の成り立ちがいい。尻から屁が出る様子から「へ」になったようだ。

 それにしてもこの字音表を提供したのは一体誰なのか。

*1 Language Museum
*2 Travel Destinations Lonely Planet | Lonely Planet Travel Guide
*3 Language Museum - Japanese
*4 世界人権宣言(仮訳文)
*5 青空文庫 Aozora Bunko
*6 Language Museum - Japanese (Ancient Pictograph)
*7 片仮名 - Wikipedia
*8 『神字日文傳』(上)(下)

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