カップ

有田の陶器市がめちゃくちゃおもしろい

4/29~5/5まで有田陶器市が開催されています。

地元の人情報では、土曜の27日からはじまる!?らしいので、28日に足を運んでみると、商品が軒先に出され早くも販売がはじまっています。通りにはチラホラと観光客らしき人たちもいました。

しかし、自分たちの店舗を持たずにテント出店の人たちは、まだまだ組み立てたり、商品を出したりしている途中だったため、その日は昔ながらの街並みを軽く楽しみ、日をあらためた今日再び会場に足を運びました。


会場といっても陶器市は、上有田~有田まで続く2.5kmほどの道のりに店舗やテントがズラリと立ち並んでいる(どうりで長いはずだ)

そのため、軒先や店舗で販売されている商品をひとつひとつ手に取り見ていたら日が暮れそうだったので、左右の店舗をきょろきょろ確認し、気になる窯元や焼き物があれば、そのつど寄っていくスタイルで歩きました。


有田工業高校の生徒が考案した有田焼き風の紙コップ


実際に購入するつもりがなくても、同じ用途のお皿が窯場やデザインする人によって、色や形、手触りなどそれぞれ異なる特徴をもっているので、それらを眺めるだけでも充分たのしい。

そして、わりと自分が足を止める店舗の傾向がわかるので、客観的に自分の好みがわかるのも、いちどに多くの焼き物を見ることができる陶器市ならではだと思います。


あと、個人的によかったのが『旧田代家西洋館』
ざっくりいうと、この建物は明治初期に建てられ、陶磁器を買い付けに来た外国商人の宿泊施設で、陶器市期間中は、当時のテーブルセットをイメージした有田焼きが展示されていました。

ランチタイム。有田焼きのお弁当箱?がツボ


優雅なティータイム


晩酌スタイル。


これらはあくまでも、当時はこんな風におもてなしがされていただろうなーという想像で卓上に並べられていたが、このように焼き物同士の組み合わせを見ることができたのは新鮮でした。


実際に僕が見て回った店舗では、焼き物それぞれが単体で販売されているため、商品同士の組み合わせが想像しづらい気持ちがありました。


しかしこの『旧田代家西洋館』では、焼き物同士の組み合わせを見ることで、自分の日常に取り入れたときの様子をよりはっきりと想像することができます。(想像したうえでこんな格式高い晩酌は疲れるという結論に)


だから店舗でも商品単体での販売だけではなく、お皿と箸と箸置きみたいに複数個でまとめた『有田焼きセット』があれば、焼き物の数が多いためにかかる購入者側の選ぶ負担を少なくできます。(洋服をマネキン買いする感じ)

さらに、陶器市に足を運ばない遠方の方にも贈り物として送れば、その人の手持ちの食器との組み合わせは関係ないので、貰ったままで終わらず実際に使ってもらえるかもしれません(その人を全身スタイリングする感じ)


今日ざっと見た感じだと、同じ種類の商品を複数個買えば割引とかは目にしても、異なる種類の商品をセットにしたものは見かけなかったので、そういう販売方法があってもいいかもですね。



p.s.
陶器市での戦利品

好みの古本屋さん(陶器市限定)にて見つけた2冊

サポート費は、本、フィルム代として使わせていだだきます。