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単身ツテなしで田舎に移住して就農した不満と愚痴があふれだした記事

この一年で180度変わった世界線のお話


突然noteの存在を思い出してログインした。
週に一回見るか見ないかのX(旧Twitter)を覗いていたら「noteを更新しました」って記事が目に入った。

「あ~そういえばアカウントもってたな…」
それくらいwebやパソコンなどのIT世界から離れていた。

ほんの二年前まではデータベースを触って会員単価や顧客動向を分析したり、サイト内の動きをヒートマップ化して最適化を図ったりIT管理者みたいなことを毎日やっていた。

農産物にかかわっている仕事だったので全国の農家の思いや実態もある程度把握しているつもりだった。

退職の決意

そんな時にドローンに出会い、農家の手伝いができるようにしたいと思ったのがきっかけで新規事業として提案を社長にした。

玉砕した。

全く興味がないといった。
その後紆余曲折あったが、僕は結構すぐに退職の意を決した。

”俺がやってやる”

そう思って、起業の意思を固めた。


ここから別次元の扉が開く
いや、決して良いものではない。今だから、体感したから言える。

”過去にすがる業界はクソである”

この一年で身に染みているし、今もまだそこに漬かっているし、これからもそこに漬かっていかないといけない。

農家への道

私はドローンから派生して農家になることになった。
すごい飛び様に思えるだろうがこれにもしっかりと道筋はある。
今回は省略だ。

地元の相談所→ 実際就農地の役所→ 担当部署→ 担当者と打ち合わせ×2→ 引っ越し→ 研修スタート→ 研修先が変わる→ 研修とは呼べぬ労働→ 今

農家になることを決めてからの動きは上記のような感じだ。
不満点や問題点、担当者や関係者のやる気のなさなど言いたいことはいっぱいある。

ある人はいうだろう「農業というものは”そういうもの”だから自分で切り開きなさい」と
結論そうなんだが、ここに日本の悪いところが詰まってる。

”そういうもの”=悪の巣窟

”そういうもの”のなかにコストはかかっているが不要なもの
があまりにも多いのだ。
そしてそれを見て見ぬふりをする。
悪い奴がいるのにそれを排除しないで飲み込んでいくことを強要されるのが今の日本だ。

農業はそれが特にひどいと感じる
どうでもいい人の許可や機嫌がこちらの動向に大きくかかわってくるのだ。

例えば農地を借りる
これは理屈で言えば地主と契約すればいい
しかし、役場の承諾や中間管理機構、地主の家族、その周辺の先輩農家、さらにはそのあたりを取り仕切るなんちゃら会ってのも首を突っ込んでくる。

地獄である。

昔からそこに住んでいる人間なら顔見知りなので話が早い
他所からきている人間にはそれがないのであほみたいな時間と労力を強要される。

それぞれに理由はあるだろうが、はっきり言ってその理由は突き詰めていけば自分たちの利益を確保するためのフィルターでしかない。

農林課の担当者が、実際に経営する意思はあるのか?その技術は最低限あるのか?契約条件は?などを取りまとめ、地主との話の仲介役になってくれればそれで終わりだ。
というかそれをしないならお前の仕事はなんだ?
シンプルに邪魔をするだけなら草抜きでもしてろよ。

終身雇用の世代

うぬ。。。ちょっとヒートアップし過ぎた。
要は必要のない仕事をしている人が多すぎるのだ。
加算しかしていないから今は使われていない仕組みなども無駄に継続している。
もちろんそれに気づいている人もいる。
でも減算するには意を決してやめてもらうことを宣告しないといけない。
田舎になればなるほどそれができない。

”仕事とは永年続くもの”の世代でありその価値観は変わっていない。

時代価値観は常に進んでいるが世代価値観は固定されている。
その誤差が先述の”悪”を生んでしまう。
そしてそれを排除することは非人道的なのである。こと日本においては。

その誤差は誰が負担する?

そう、我々新参者だ。

おわりに

180度世界線が変わったと大見出しを付けたのは以下の理由だ。

前職では改善と結果で評価された。
大げさではなく何人もの先輩や老害といわれる人を排除してきた。
それで何億も売り上げが上がったんだ。

でも今は違う。

この一年たくさんの人に会った。今までとは全く毛色の違う人たち。
自分の考えを伝えたが何一つ刺さらない。
そうか、、、
最適化や売上改善など、綺麗ごとを言ってるだけなんだ。
実際に行動に出てはいけない。
そういう行動が最適解なんだ。

本心は奥に隠してやらない偽善を大きく表面に出し、結果よりも経過を評価する。そういう人間に僕もなろう。
それがこの業界の世界線だ。

P.S

※もうすぐ農家として独り立ちしようとしている人間が関係者に振り回されなじられ、闇落ちしている状態の時に書いた記事です。

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