某ゴルフチャンネルを登録者数10倍以上にした秘訣公開【当社実績】

こんにちは!代表取締役社長の金澤です。今週は急に寒波が日本列島を襲い、とんでもない寒さになっていますね・・・

さて、毎週金曜日に金澤のnoteを公開しているわけですが、今週はちょっと面白いことを書いてみようと思います。ゴルフ好きの方や、YouTubeに関心がある方、マーケのさわりの話をするので、ご一読ください。

当社は様々なYouTubeチャンネルの運営を行ってきましたが、あるゴルフ団体Aさんのチャンネルもその一つです。最初登録者数1万人くらいの時にご相談をいただき、「会社のPRを強めたい」という思い一心でらっしゃいました。

当社ではそれ以前にゴルフチャンネルを運営していたため、ゴルフジャンルにはどんなチャンネルが存在して、どんな企画が観られているかを把握していました。当社は独自の分析手法を持っており、ゴルフジャンルの中でまずは全チャンネル、全コンテンツを洗い出し、それらをある2つの基準を使ったマトリックス上に並べ、視聴者の需要を可視化するところからスタートします。

ここで一つ重要なことを言いますが、YouTubeはその仕組み上、どう伸ばすか?と言われれば、「特定の競合ターゲットチャンネルから視聴者を奪う」ところがまずはスタートと必ずお伝えします。チャンネルを開設して動画を出しただけでYahoo!ニュースに掲載されるようなチャンネルも中にはありますが、基本的にはYouTubeはチャンネルに訪れにいくというよりも、
「おすすめされる」受動型のユーザー体験が設計されているので、それを活用するためには、上記のYouTubeの仕組みを知り尽くした上での方法がもっとも有効的です。

当初、Aさんからの相談はとにかくYouTubeの登録者数、再生回数を伸ばしたいというものでした。ただ、その時点で私が知る限り、ターゲットチャンネルはなく、つまり「奪うべき視聴者がいる」チャンネル(=競合チャンネル)がなく、ある種、マトリックス上での「新規開拓」の必要があることが最終的にわかりました。

具体的に申し上げると、Aさんからご相談いただいた2020年12月時点では、ゴルフ系のYouTubeは「男子プロゴルファーが教えるレッスンコンテンツ」に需要が固まっており、そこに「女子プロゴルファー」コンテンツはほぼ皆無でした。Aさんは「女子プロゴルファー」の活用が必須であったため、奪ってこれる視聴者はいなかったのです。

ただ、近年の女子プロゴルフ人気、YouTubeの視聴者が「40代以上の割合高、男性が圧倒的」というデータからも、方向性と企画さえ間違えなければ必ず成功するという確信がありました。

戦略としては、まずは「レッスン」という一番需要のあるコンテンツで勝負。視聴者を奪う。それまでレッスンは「男性が教える、言葉もやや難しく、動画の長さも長い動画」が多かったのです。ただ、僕の考えとしては、観て学ぶコンテンツは短く簡潔な表現の方が絶対に良いと確信していたので、「女性による、端的な言葉選びで、動画の長さも短い動画作り」という戦略を立てて、実行しました。

結果はどうだったか・・・2021年12月のゴルフ系YouTube動画で月間再生回数1位、1シリーズあたり平均100万回再生を連発、チャンネル登録者数も10万人を超え、戦略は思った通りの結果となりました。

このように、ヒントは必ずYouTubeや他のチャンネルの中にあるのですが、それを見つける当社独自の分析、戦略立てを普段行っています。

ゴルフジャンルにとどまらず、法人含めてYouTubeを使ったPRは慎重かつ迅速な判断が必要です。YouTubeに向いてない会社や業界も存在するので、確実にYouTubeを伸ばせますとは言いませんが、もしお困りごとございましたら、いつでもご連絡ください。

また近々、YouTubeと相性の良い企業、良くない企業みたいな話をしようと思います。

株式会社ZAK
代表取締役社長
金澤 将一
skanazawa@zakjapan.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?