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144【一進一退の経営が普通。】元銀行員・地方在住・財務コンサルタントの思索


皆さんこんにちは。元銀行員で融資・財務コンサルタントの中村と申します。岡山県倉敷市にて独立系融資・財務コンサルタントとして活動しています。都市銀行に中小企業向け融資の担当者として5年半勤務したのち、外資系生命保険会社の営業マンを経て保険代理店として独立し、2022年まで経営していました。そして、約5年間(2015年~2020年迄)で廃業しましたが、焼肉のエリアチェーン店を作り、5店舗経営していました。経営者としてトータル約7億円借入した経験があります。

コンサルテーションの主な対象は年商10億円規模までの中小零細企業のオーナー経営者と後継者様です。顧問先の経営者の年齢は30歳~50歳くらいと割と若いです。

主な仕事内容は、
①インタビュー・対話形式での銀行からの評価が高まる経営計画策定支援
②銀行借入の再編による資金繰りの改善

となっています。
お問い合わせはメールもしくはfacebookへのDMでお気軽に。
直近3期分のご決算書類と借入返済予定表を無料で分析後、
60分無料経営相談承ります。

nori.nakamuraconsul@gmail.com

https://www.facebook.com/norihide.nakamura.18

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【本編】


はじめに

今回は不定期に投稿している、日々のコンサルテーションの事例やトピックを紹介する内容です。いわば、なかむらコンサルタンツ通信的な内容です。地方における中小零細企業の財務・業績改善プロセスから何かを感じて頂ければ幸いです。

①経営安定化後の課題の定番 人材育成の難易度は高い


年商10億円規模までの中小零細企業の悩みの大半はカネとヒトではないでしょうか?しかし、弊社は金融機関の評価が高まる「経営計画」を策定後、借入の最適化を行い、資金繰りの改善を支援します。端的に言えば、「経営計画の策定と金融調整」が事業ドメインです。徹底したクロスSWOT分析に基づく根拠が明確な経営計画を策定すれば、たいていの企業は経営が落ち着きます。施策の優先順位が明確になるからです。そして、自社の経営資源(リソース)をきちんと把握できるようにもなります。

弊社顧問先は、年商10億円規模までの中小零細企業ですので、リーダーである経営者の下に、現場の社員・スタッフといういわゆる「文鎮型」の組織が大半です。どの企業も、財務体質が良くても、これからの事業成長を見据えると、組織化の一歩目とも言える、経営幹部人材の育成が重要となってきます。小規模な企業あるあるですが、経営者が現場作業一部担っていることが常態化していたりします。「経営者の時間」こそ、経営資源の最たるものですが、これをどう活かしていくのかが、企業成長の成否を決めます。弊社(私)は外注幹部社員的な動きを行いますが、実務を代行することは稀です。戦略戦術を示すことはできても、実務を担うことは、補助金申請や対金融機関の書類作成など一部に限られます。

やはり、社長の右腕や分身的役割を担う幹部人材をどう育成していくのかが、非常に重要なのですが、最短距離で正解にたどり着くのは容易いことではありません。中途採用に頼らざるを得ないのが、中小零細企業の常識と言えると思います。しかし、転職市場に出てくる人材を自社に順応させていくのは、キャリアの長さが足かせになることもあるのだと痛感する場面に出くわしました。新卒や第二新卒、それに準ずるくらいの若手人材をじっくり時間をかけて幹部候補として育成していくことが王道なのかも知れないと今更ながらですが、感じています。特に幹部人材の育成は困難です。成功すれば企業成長の重要なファクターが成立するわけですから当然かも知れません。やはり、現実は一筋縄ではいかず、一進一退と言えるもどかしい状態をとある顧問先で特に実感しています。

翻って弊社の今後の人材育成を考えるならば、現時点では好条件での雇用は正直難しい台所事情です。現実路線で、弊社の意を汲んでくれる、ハイレベルな自立した委託先をきちんとノウハウを提供する形で育成していくことが発展の最短距離と見据えています。

②金融機関担当者の変更をチャンスと捉える

前任担当者が優秀であった顧問先(建設業)のメインバンクの新担当者へ経営計画の説明を実施しました。有難いことに、実戦経験が豊富な40歳手前の支店長代理が新担当者として着任されました。膝を突き合わせて1時間強、じっくり意思疎通ができ、次の担当者への移行がスムースに進み始めています。融資・財務コンサルタントとしての見地から、新担当者着任時に忘れてはならないポイントが3つあると考えています。

①今までの取引経緯のポイントを全部きちんとめんどくさがらず喋る
②直近の課題をペーパーで示す
③「期待」をきちんと言葉で伝える

当たり前のことかも知れませんが、銀行員は繁忙を極めますので、こちらから歩み寄って、上記3点を押さえて行動するべきだと思います。

③新事務所本格稼働間近

コンサル事業が4年目に突入し、自宅との分離の必要性を徐々に感じていたので、1月から賃貸契約した事務所での作業・接客も開始しました。同時に、ブランディング施策の次の一手としての自社パンフレットを鋭意作成中です。このパンフ作成プロセス自体が、強みの棚卸となったり、コンサルテーションを分かり易く可視化して図示できるようになったりし、潜在顧客の方々との意思の疎通がしやすくなると目論んでいます。きちんとした相互理解があってこそのコンサル契約です。

対経営者向け、対財務コンサルタント向けのセミナーのニーズは確実にあると調査済みです。置かれた地域性や今後のビジョンに沿って、確実に事業化していく予定です。純粋にやりたいことに偏重してはならず、基本の型は保持しつつも顧客が求めるサービスの提供の両立を難しいですが実現していこうと考えています。

まとめ

・人材育成は若手にじっくりと時間をかけて行うことが王道。

・金融機関の担当者変更時は、めんどくさがらず歩み寄ってコミュニケーションを図る。

・弊社の成長も、顧問先企業への刺激となると考えて、着実に行動に移して行く。
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【融資・財務コンサルタントの仕事をかみ砕いて言うと…】

岡山倉敷市という地方都市で、独立系の融資・財務コンサルタントというニッチな業態を生業としています。

得意な分野はやはり「融資」です。貸すと借りるの両方を経験し、その道のコンサルタントとして活動している人はまだまだ少ないと思います。

実務としては、インタビュー・対話形式をメインで、銀行などの金融機関の評価が高まる、改善施策を行動計画にまで落とし込んだ「経営計画」を作るお手伝いとなります。実はこの「経営計画」を作っていく中で、自社の情報を体系的に整理するというメリットを得られます。そして、銀行から自社の財務状況がどう評価されているのか?(財務格付と言います)を算定するノウハウが弊社にはあります。この財務状況がどういう状態なのかをコンサルテーションの中で、分かり易く説明させていただきます。少しだけ踏み込んで言えば、この財務格付の算定プロセスの中に、自社の改善ポイントを見つけることができます。

「経営計画」以外には、銀行借入の再編プランを作り、金融機関への説明資料を経営者と一緒に作成し、場合によっては銀行の許可を得た上で、交渉の場に立ち会わせていただくことも頻繁にあります。銀行融資の再編だけでびっくりするくらいの資金繰り改善に繋がることが多くあります。

色々と書きましたが、年商10億円規模までの中小零細企業の経営者には、頼りになる右腕的幹部社員もいなかったりするケースが一般的です。つまり、私(弊社)は外注幹部社員としての役割を担うことになります。

融資・財務改善を軸としたコンサルタントは多いようで実は少ないと考えられます。このnoteを読まれたことも何かの縁ですので、自社の財務面や戦略面でモヤッとしていることがあればお気兼ねなく、質問などお問い合わせください。メールとfacebookへのDMでどうぞお気軽に。

直近3期分のご決算書類と借入返済予定表を無料で分析後、
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