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98【財務コンサルタントはどんな1日を過ごす?】地方在住経営コンサルタントの思索

写真は井原鉄道・矢掛駅に停まる軌道車です。車両編成は一両ないし二両が基本の可愛らしいローカル線で、地域住民の足となっています。

はじめに

フリーランスで仕事をしている人の一日って興味ありませんか?

私は興味あります。笑

風が少し暖かくなってきましたね。私が暮らす岡山県倉敷市は比較的温暖な地域です。2月に入り、仕事は平常運行といった具合の忙しさになってきました。

多少慌ただしい日々ではありますが、振り返る時間はやはり毎日必要です。

わりとアナログ寄りの人間なので、毎日手書きノートにその日を振り返って、情報や想いをまとめています。

最近noteブログは「体系化っぽい日誌」と捉えています。

地方都市の年商10億円規模までの中小、零細企業の財務コンサルティングで起きている「リアル」且つ「ニッチ」な情報をこれからも発信していきたいと思っています。

そもそも財務コンサルって?

私は「財務コンサルタント」=「財務面の改善を軸とした経営コンサルタント」と定義しています。

弊社の事業ドメインは
①事業性評価に繋がる根拠ある経営計画の策定
②経理体制構築を含めた資金繰りの改善
③営業支援(営業面の管理・営業代行に近いマッチング)

の3つです。

ちなみにですが、

経営コンサルタントの業界はまだまだ成長が見込める。

きんざい 業種別審査辞典「経営コンサルタント」より

とのことなので、数少ない将来性が有望な業界です。

年商10億円規模までの中小、零細企業がコンサル対象であるので、守備範囲はわりと広くならざるを得ません。なぜかというと、何度もブログ内で申し上げているとおり、中小企業のリソース(経営資源)は非常に限られるケースがほとんどだからです。

今回はこういった前提を踏まえて、財務コンサルタントとして実際にどんな内容をどんなスケジュール感で日々活動しているのかをイメージいただければと思い書いて参ります。

とある1日の例(ちょっと忙しめ)

①だいたい毎日6時頃に起床
資料作成(前日までに入力はほぼ済ませておき、最終確認して印刷)、訪問準備をする。その後、300キロカロリー程度の軽めの朝食。

②8時30分~
自宅を車(走行距離16万キロ超でもびくともしない13年落ちのパールホワイト・マツダベリーサ)で出発。確実性重視で、訪問場所によっては一部高速道路を利用し、30分くらい前には現地近くのショッピングモールやコンビニでスタンバイ。脳内リハーサルや雑件処理(連絡等)。

③10時~
経営者面談実施。宿題をいただいていた分野の情報提供。顧問先ではない経営者面談=顧問契約受注のための営業活動 
と言える。基本的にゴール設定は3期分の決算書と銀行借入返済予定表を分析レポート作成のために預かること、次回への何がしかの宿題をもらうこと、アポイント取得など。

④11時30分~
一つ目の面談終了後、移動&休憩タイム。
(昼食はランチミーティングの時以外は取らない。もしくは塩むすび一個など、カロリー摂取量を調整する。)

⑤13時~
経営者面談2社目。決算書類を預かる。財務コンサルティングの内容と価格を提示。次回のアポイントを決めて終了。
少し遠くの安い駐車場に停めて、ナチュラルにカロリー消費すべく20分~30分歩く。(地方都市は車社会のため、意識しないと最低目標の一日8000歩にも到達できないので隙間で工夫して歩くことにしている。)

⑥15時~
顧問先へ訪問し、コンサルテーションを実施。1回につき3時間前後であることが多い。経営者とマンツーマンの面談、ヒアリング、レクチャーの形式が一番多いケース。幹部へのセミナーなども適宜実施することがある。

⑦19時~
顧問先の採用、人事面サポート。転職予定者のスカウト面談兼、食事会に参加。

⑧22時頃
帰宅。当日のスケジュールを振り返り、手書きノートに次回への動きや、要点を書き出す。翌日の準備作業も行う。

⑨24時~25時頃に就寝。

※普通の日はコンサルティングが多くて2社。1社の日は半日は準備に充てられるのでわりとゆったりしたスケジュールになります。経営者面談は活動する週にもよりますが、1週間で2~3件ほどです。営業対象ではなく意見交換、情報交換等のケースを入れると5~6件は経営者と会っている計算になります。

まとめ

・独立系財務コンサルタントというフリーランスの仕事で得られるメリット
➡何よりも追いかける仕事なので、スケジュールや行動での自由度が果てしない。お客様からの「感謝」は100%自分の仕事に対する評価であるので、大きな喜びであり、コンサルタント冥利に尽きる瞬間である。

・しんどいこと(強いて言えば。)
➡喜びも、辛い失敗も全て100%自己責任。いつ契約を切られても文句は言えない。不安定かつ不確定な収入。仕事量は受注量に比例して多くなり、心労とプレッシャーも大きくなりがち。

・実は、年商10億円規模までの中小、零細企業への財務コンサルティングニーズは膨大にある限りないブルーオーシャン状態。キャリアを活かし、オリジナルの価値を高めて市場に打って出る人が増え、財務体質の強い、PDCAの機能した永続していく中小企業を増やして欲しいと内心願っている。
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今回もお読みいただきありがとうございました。

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株式会社なかむらコンサルタンツ

代表取締役 中村徳秀

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