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帰国前のプレッシャー

仕事柄、移動やホテルの手配をするのには慣れている。有事の際に、どう回避すればいいのか、ということも現場では多々あるので余りあたふたもしない方だと思う。

ただ、今回の一時帰国だけは様子が違うらしい。ある意味、運任せのところがあり、自分がどう努力してもできない不確定要素が多すぎるからだ。

こういうのを人は「無理ゲー」と呼んだりもする。

最初から何もできないのは分かっているのだから、そこはどーんと構えていられれば楽なのに。3年ぶりの子連れ帰国ともなるとそう悠長に構えてもいられない。子どもたちからの圧も大阪にいる母親からの圧もすごい。

ママ、もうすぐ日本やんな!?

全部抱え込まなくてもいいのだろうけれど、何かあればそれで終了してしまう。チーン。もはや笑うしかない。

何をやっていてもどこか落ち着かないので、Todoリストを作って上から順に片付けていくことにした。ついでにカオスだったデスク周りも整理整頓。息子がいない間に洋服ダンスの整理。来週は娘がいないので、不要になった衣服を一掃しようと考えている。余計なエネルギーを使っているように思われるかもしれないが、精神統一、あるいはメディテーションに掃除はもってこいなのだ。落ち着け自分。

心配になり血圧まで測ったが、数値は至適血圧内にきれいに収まっていた。血圧計は知人に勧められて購入したもの。心拍数は74と若干高めだったが、掃除しているのと暑いのとで許容範囲内だということにしておこう。

「高血圧治療ガイドライン2014」(発行:日本高血圧学会)に作成されたもの

さて、血圧は測ったが今朝はなんとなく走りそびれてしまったので、明日に持ち越し。新規案件もスタートの兆しが見えないので、もはや時間との戦いになりそう。深呼吸大事。はぁーーー(吸ってなかった)。これじゃぁ、単にながーいため息じゃないか。

ふと物が減ったデスク脇に目をやると、本が積まれていた。読もう読もうと思って積まれた本たち。数ページ読んではやめ、また数ページ読んではやめ、を繰り返している。

読書というものも心が落ち着いていないと、なかなか集中できない類のものだと思う。ペレーヴィンの「眠れ」なんかは原書を手に取ったのは20年以上も前なんじゃないだろうか。日本で訳書を見つけたときは驚いたものだ。今晩、続きを読んでみよう。いつの日か原書でサクサクと読める日が来るといいな。

現実逃避に読書はピッタリなのだ。




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