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トリガーポイントを知るフィジオのセラピストには勝てない

相変わらず湿っぽい空気のベルリン。今日もぐつついた天気である。気温は20度前後。

10日ほど休暇に出ている間、山歩きをしたり泳いだり。普段とは少し違った足の使い方をしたせいだろうか。歩いたり泳いだりした後に、右足にズーンと何とも言えない鈍痛が起こるようになった。

ベルリンに帰ってジョギングをした際には特に違和感はなかったものの、何となくまだ痛みを感じる。その旨をフィジオのセラピストに伝えたところ、「そうですか、ちょっと具合が悪くなったんですね。見てみましょう。」

自分では的確に説明できない痛みの発している箇所。そこをセラピストはピンポイントで押してくる。あまりの痛さに身体がびくっと反応してしまうような痛さである。これには驚いた。やはり専門家というものはすごいもので、凝り固まりやすい筋肉の場所を心得ているのだろう。

ふんふん、なるほど、ここですね。ここがトリガーになってる。このくらいの押し加減で大丈夫ですか?

ギリギリの強さで押されるのでイタ気持ちいい。いやー、参った。痛いです。

とにかく筋肉が凝り固まっている場所があるようなので、そこをほぐしたり伸ばしたりして柔らかくしてあげる必要があるそうだ。筋トレとストレッチにさらに2項目が増えたので、そのうち訳がわからなくなりそうである。

覚書:追加トレーニング
・仰向けになり、右足、左足、それぞれを反対側に倒す。
・四つん這いになり(腹筋に力を入れる)、左右の足をそれぞれ上に高く上げる。

これまでの課題がすでに20分以上は掛かるボリュームだったので、全部やるとなると筋トレとストレッチだけで少なくとも30分は掛かるメニューである。でも、こればっかりは真面目に取り組むしかない。今やっておかないと、恐らく取り返しが付かないことになるからだ。

ストレッチも筋トレも思った以上に、今後の活動範囲に関わってくる重要なことなのだなぁ、とつくづく思う。動かせるうちに対処しておかないと、本当に動かなくなってしまいそう。

30代前半はロケにばかり出ていて、ほとんど運動らしい運動をしていなかったし、30代後半は出産やら子育てに気を取られて自分のことを顧みるゆとりすらなかった。出産後の体のケアも十分にできずに来てしまったのだろうと思う。

40代になると放っておけばあちこちに不具合が出てくるもので、そこでようやく対処しようという気になったわけだ。

人間、なかなか前もって行動できないものなのかもしれない。できる人は早いうちから日常生活にある程度、基本的な運動は取り入れておく方がベターだと思う。特に出産を終えた女性の方は意識して骨盤周りを強化しておいた方がいい。

中高とバスケット部で、大学に進学してからスポーツとはほぼ無縁になってしまった。ベルリンに来てからも、友人に誘われてバスケットボールをしていたこともあったが、結局は継続して何かを続けた、という記憶がない。太極拳をかじったり、プールに通ったりということも何度か試みたが、長期ロケが入ってしまうとそこで続かなくなってしまったり。

ようやく3年前から定期的に走りだして今に至る、というわけ。ジョギングや筋トレはこのままゆっくりと続けていこうと思っている。




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