未経験なのに10万円超えのギターを購入するまでの３週間⑤～購入～

前回はヤイリギターのRFシリーズ２本とベビーテイラーを弾き比べたお話でした。
シリーズ①はこちら。

さあ今回は、初めてギターのためだけに外出した日です。

店到着。
と思いきやまたエレキ専門店、、３軒隣がアコギだそうです。笑

お店に入り一周するものの、もうヤイリギターにしか目がいきません。

しかし、欲しい機種（RF-Lite）の色違い(LVS=ライトヴィンテージサンバーストという色味で、木材の個性を出す仕様。木それぞれで色味は変わるけれど加工は同じ。背景色や照明でも違く見えるそう)はあったのですが、別機種（LO-Lite）はその店舗のオンライン在庫には「有」と書いているけれど、実物は他店や倉庫にありそうだとのこと。
近隣在庫を調べることも可能と言われたが、
運命じゃない機種なんだと割り切り、
お断りした。

今回の弾き比べも３つ
RF-65、RF-65Lite、LO-65（ほんとはLO-65Liteを試奏したかった）

今日決断すると決めていたので
まずスタッフの方に弾いていただいた。
やはり、音の好み、抱えている感じや色合いなど完全にLite一択でした。

一応すべて自分でも弾き、弾いている側として好きなのもLiteだった。
なんせもう買うと決めてるほどだから、他をあまり感じれてなかったかもしれない笑

購入の意思を伝え、初期装備品を揃えたい旨も伝えると、
ピック、チューナー、クロス、カポを紹介いただいた。

ギタースタンドもあった方がいいと思いますが、こちらにはなくて、、、
上階がアクセサリー専門になっているので、一度そちらに行ってみてくださいとのこと。

とことこ階段を上がった。
一周回り、ありすぎてようわからん。
スタッフの方に頼る
「アコギを買うんですが、初期装備を教えてください。」

エレキメインのアクセサリーとのことだったが（正直違いはあまりわかんなかった）ピックの種類は多くて、ギタースタンドはアコギにも使えるとのことで購入。

下に戻ると
スタッフが「最終チェックもばっちりしておきました！弦高低く小柄で初心者向きです！」と。
そうそうそれで選んだの。と嬉しくなった。

購入し、付属のケースを背負わせてもらう。
これは、、、軽音部っぽい！！！
けどケースの色が黒じゃないのはちょっと残念ポイントだった。
でもあるのとないのじゃ大違い。超嬉しい。

あー３週間の葛藤とおさらばだ、満足満足
おーしまい。
。
。
と思いきや
ここから一転。

早く自分でチューニングしてみたくて、近くのカラオケ店に入った。

買ったチューナーはスイッチのオンオフしかボタンがなくて超シンプル。
だがそれがいい。

いざチューニング！

初めて緩んだ弦を弾く。
ハリがなく、脂肪で垂れ下がった皮膚のような、。芯がなく、二日酔いで千鳥足のときのあっちゃこっちゃ行っちゃうような。
そんな何とも言えない感じ。
（ほんとはそこまでじゃない。でもそんな感じ。笑）

加えて「ビビー」と不快な音が響く。
調べると、音の通り「ビビる」というらしい。
通常弦は、空中で振動することで綺麗な音を出すけれど。
緩んでいると弦が指で押さえるところに当たって、変な振動になっちゃうらしい。
携帯のバイブレーションが、空中と机の上では響き方が変わるようなものかな。

全６弦終わり、もう一周最終確認した。
一番太い弦のビビりが、治らない。１オクターブ低いのかと思ったけどそうじゃない。

その弦１本だけ弾くと9割方ビビる。
ストロークと言う、すべての弦をじゃらーんと弾く奏法でも5割方ビビる。

店舗スタッフは最終チェックばっちりって言ってたし、
かのK.Yairi様は、保証書に職人２名の署名がある。サウンドチェック済、検査済を証明する２名の署名である。
つまりはばっちりなのだ。

でもこれじゃあ、明日から家で弾くとき、ずっと本体がおかしいのかなぁ、弾き方が悪いのかなぁと練習に集中できないだろう。

幸い購入店舗からも離れてないことだし、カラオケで時間いっぱい歌って（私は音痴である。80点取れることがまずない。練習中の身。）
アコギショップへ再入店した。

事の次第を伝えると、
「確かにビビりやすい奏法をするとビビりますが、普通に弾く分には許容範囲内で、ビビりは個体の味とも言います」と。

わからない。
綺麗な音出せないとつまんなくない？？？

悩んでいると
「ちょっと弦の高さ見てみますね」と。
６弦（１番太い弦）12フレット（高さを測る位置）2.2㎜
「たしかに低い方ですが、こういう機種もあります。少し高くすることもできますがやりましょうか？音質変わっちゃいますが」

サウンドチェックをくぐり抜けた優秀な１品に
未熟者だから手を加える、、申し訳なさすぎる、、所有者としてふさわしくない、、、と悩んでいると
スタッフ「また持ってきていただければ、低くもできます」
私（食い気味に）「お願いします」

練習して、元の音を取り返しにくればいい。
現状は平均７割以上ビビっちゃうけど、
いち早く、ビビりも故意に出し、味だからと言えるくらい弾けるようになろうと決意した。

「６弦12フレット2.5㎜と0.3㎜あげてみました。もう少し下げることも可能ですが」
と言われたが、

カラオケ店での弾き方と同じ様に弾いてもビビらないことが嬉しく、
そのまま持ち帰ることにした。

このようにして、
アコギを買っただけのアコースティックギタリストが誕生しました。
最後までお読みいただきありがとうございました！！

おまけ

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