【君に届け】
こんにちは。
サロン事業部の牛山です。
「友人」「部下」「子供」へ伝えたいことがあるのに、うまく伝わらない。
ついイラっとしてしまった!なんて経験ありませんか?😑
それはサロンの新人Aさんと面談中の出来事です。
(自分も育成初心者)
ここ最近の悩みとか、取り組んでいる課題を聞く時間なのですが、この日はいつもとは違った面談になりました。
Aさんと、あるファミリー(お客様)についてどうやったら満足していただけるかと作戦会議をしていたときのことです。
話の中で、「○○さんは友達みたいに話せて楽しいから満足していただけていると思う」というようなことをAさんが話していました。
友人のような関係性が築けているのは素晴らしいことでもあるが、少し気を付けてもらいたいなぁと
「セラピストとお客様との関係は友達とは違うから気を付けないとね」
と伝えてみました。
Aさんはちょっと不満そうな反応で、
「楽しそうにして過ごせているならいいんじゃないですか」
「○○さんも友達みたいなお客さんいるから真似してみました」
と思っていることを話してくれました。
何度かやり取りをしていると、Aさんの表情がますます曇っていきました。
お客様のためにと自分なりに考えてやっていたことを指摘されていると感じたのかもしれません。
一方の私もどうして伝わらないのだろうかと、感情的になってしまうことがありました。
(今思えば店長としての正論をぶつけまくっていたのだと思います。)
せっかく頑張ってくれているのに、気付かせてあげられていない自分の不甲斐なさに、どうしたらいいものかと院長に相談してみました。
院長からは
「本当は2人とも同じ方向を目指してるはずだよ。改めてどうしていきたいのか道を示してあげてから、相手が伝えようとするメッセージに耳をちゃんと傾けてごらん。」とアドバイスをいただきました。
そこでハッとした私は、
「こちらが伝えたいことを一方的に伝えていたな。」
「Aさんも本心とは違うことを話してしまったんだろうな」
と考えさせられました。
Aさんとの会話時の取り組みで気付けたことがあります。
・目的を伝える
・共通の目標を明確にする
その後の定期面談では、対面に立たずにお互いの目線を「対相手」から「共通の目標」へと切り替えるだけで、Aさんへ伝えたいことも届くようになったのです。
そこからAさんとのコミュニケーションが増えたり、仕事以外でも相談してくれるようになったりして、今ではとても頼もしい存在になっています。
今回のケースでは、正論をストレートに伝えてしまっていたのですが、○○のために。
という視点を2人で持つことで伝えたいことも伝わるようになったし、
以前よりも相手が言わんとする目的を考えるようになりました。
少しの工夫(技術)をするだけで、苦しんでいたことを忘れるくらい道が開けたことを覚えています。
仕事では、小さなコミュニケーションエラーで相手へ違った印象を持ってしまうかもしれません。
でもちょっとした技術で、ガラッと変わる機会がたくさんあるのだと考えると
これからもどんどんチャレンジしたほうが良いなと思います。
ありがたいことに、自分が教育者としても挑戦させていただいているおかげで学びが増えていき、
成長する素材はいくらでも溢れているんだなと感じました。
次の世代を育てつつ、個人としてもお店としてもあらゆる成長を遂げながらFee’zのセラピストというブランドをみなさんにお届け出来るように精進してまいりたいと思います。
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