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エピソードトーク

noteに投稿し始めてから1ヶ月半くらいになる。
投稿数も10を超えてエッセイスト気取りになりつつある。
ある程度書けたら勝手に本にしてしまおうかと思うくらい今この作業が楽しい。インスタグラムでも写真を投稿していたが疎かになっている。
自分の考えや気持ちなどを言葉で整理できる、言葉として残してみたいという思いから始めたこのアプリだが少しずついろんな人からの反応もいただけるようになってきた。まだまだ書きたいことがあってストックも溜まっている。

このアプリを教えてくれた友人も投稿していて、お互いに内容をチェックし合っているのだが、彼と僕のnoteは少し違うのだ。

僕は僕の日々気になっていること、考えをひねくれた視点で書いている。元々そういうことを書きたいと思っていたし、別にそれでもよかった。
彼の書いている内容の多くは自分の身近な人物に焦点を当てた話が多数。ユーモアたっぷりにその人物像を他者に伝えながら必ず面白おかしく伝えている。

僕にはそれが出来なかった。僕には自分語りしか出来ない。
彼の投稿と自分の投稿を俯瞰で見比べた時、気持ちよく見れるのは彼の方だろう。自分の話しかしないやつなんて日常でも会話の展開が出来ない。

さっきから彼、彼とカップルみたいで気持ち悪いから今から「レオニー」と呼ぶことにする。
レオニーは日常においても人との付き合い方が上手だ。僕は人とあそぶ時大体レオニーをはさむ。いてくれると助かる、僕が喋らなくてもいいから。
中間管理職、緩衝材、、、言い方はアレかもしれないが彼抜きでは僕の社会人になってからの人生は語れないほどだ。

レオニーのすごいところは他人のエピソードをよく覚えているところだ。それも細かく。そんなこと話したっけ?ってくらい。
覚えているだけでなくそれをフリとオチまでつけてエピソードトークにしてしまう。
彼の性格ゆえだろう。僕は彼をイエスマンだと揶揄するくらい人との付き合いが多いのだが実際は人見知りなのだ。
人のことが苦手だからこそ人をよく見ている、点と点を繋げるのが上手くなってしまった。

僕は人との会話の隙間を埋めるのにトークの準備をするがさっき述べたように自分の話が多い。
たりないふたりで若ちゃんが山ちゃんに「自分の話ばっかじゃねーか」
あちこちオードリーでパンサーがゲスト出演した回で向井が尾形に言い放った「一個も喋らない、一個も持ってない‼︎」
この場面にはグサッと刺さってしまった。
僕は他人の面白かったエピソードをとっさに面白く披露する自信がない、ちゃんと覚えていない。

人との関わりにおいて悪いところではなく、良いところを見つけましょう。というがそこまでの賢者みたいな考え方は僕には出来ない。

これは推測でしかないのだがレオニーは他者の考え方を迎合しているのだと思う。
良し悪しはともかく一旦持ち帰って咀嚼する。そういう考えもあるのだと飲み込んで、自分だけの物差しで測らないようにしているんじゃないかと僕は思っている。
それが彼の性格に現れているし、トークスキルの原点だと思う。

レオニーのこういうところを持ち合わせていない僕には他人の話を展開出来ない。きっと日常ではしばらく無理だろう。
だからnoteで今後は自分の話だけでなく身近な人の話も出来たらいいなと思っている。

今回はレオニーの話をnoteで展開したつもりだが、まだまだ下手くそで独りよがりのオナニープレイだ。

そんなレオニーの苦手分野は自分語りだ。

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