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なりたいのは、〝あんたgirl〟。


あなたのことは、あんたと呼ぶ。

今日会ったあんたも、
あなたであって、あんた。

〝あんた〟の響きは、
近くて遠い、思い出のビブラートー…。

・・・・・

少し前から「あんたgirl」を描き始めました。
見境なく〝あんた〟と呼ぶ女の子です。

1作品目の、あんたgirl。


きっかけは、何だったかなぁ。
なんとなく描いてみた女の子が、ぶっきらぼうに喋り出したこと、かなぁ。

私は洋服を見るのが好きで、奇抜であれば奇抜であるほど胸にウワァと熱い風が吹く。
「装苑」好きです。
Pinterestというアプリで、胸熱な洋服にバシバシとピン立てていたら、次から次へと提案してくれて。
見ているだけでは飽き足らずアウトプットしたくなり…
それで私は、洋服を描くことにした。


その服を着た女の子が、あんたgirl。
抜群にイケてる衣装を着ているが全然はしゃいでいない。
ぶっきらぼうに「あんた」と言い、愛想を振りまかない。
私はすぐにその子に夢中になった。

これ壊せば
あんた楽になるだろ。


スマホ一つ壊すのに
大掛かりなエネルギー光線銃を構える。

あんたが遅いから。
あと寒いから。
あとお腹すいたから。


待ち合わせ、ほかほか肉まんを食べる。

あんたとのちょうどいい距離を
探してるところ。


この子は、真理の方を向いてる。



私は、この子になりたい。

よければ1作品目のこちらのnoteも見てください。
あんたgirl誕生の話。



・・・・さて。
不思議な体験をしました。

あんたgirl。
うれしいことにnoteのサポートをいただきました。

「なんか元気になった」そんな言葉とともにいただいたサポートは、本当にサポート。

バカみたいにキャイキャイ喜ぶとかじゃなく、
じんわり不思議な温もりに包まれ、
その方にお礼のあんたgirlを描きました。

あんたの服着たら
ソーダ飲むご機嫌なんだけど。


その方が普段着てらっしゃったお洋服、着せました。

自分の好きなことを好きなようにやっていて「元気になった」と言ってもらえたことは、これまでの人生でそう多くなかったかもしれません。
受け取る側のことを全く気にしない行いがもたらした効果は、不思議な感覚。


目の前の人を元気付けるため、空回っても必死になったり、力になりたい想いで向き合ったり、ときに黙ってそばに居たり…
そんな相手からの「元気になった」、とはまた違う温度でした。


私の熱を受け熱くなった血液が、私の中にじんわり流れ込んできたような感じ。

それは今も私に巡っています。


作品として外に出してみてよかったナァと思える体験でした。

またあんたgirl描きます。
また見に来てね。


あんたのこと、
待ってないけど、覚えてるから。

・・・おしまい・・・

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