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生成AI時代の組織を考える:指揮命令系統が社内から無くなる。

こんにちは。『あの人がいた時は、何か楽しかったね。』と言ってもらえるような存在になりたい、OZ-WARASHIです。

生成AIは、情報を整理して示したり、全体感や微妙な変化など、人間の感覚による処理を越える能力を発揮しつつあります。

このAIが仕事の現場で活用されると、あらゆる情報は一旦AIが処理可能な情報の領域(クラウド内の領域など)に集められ、AIの力で事前処理がされて、意思決定に必要なだけの質と量の情報に再加工されて、直接会議参加者の全員に平等に配信されることになるでしょう。

そうなると、組織の中の上司部下の関係も大きく変化するでしょう。

従来、仕事に関連した情報は、一定のルート(権限によってルール化された)のみを通って、上司に伝えられ、集約され、それを人間が再編集して後、会議に提出されてきました。その情報規制?を通じて、組織の統制力を保っていた面もあります。

生成AIによって、情報の流れが変わった場合、そもそも指揮命令系統というものは、その意味の大半を失い、組織は急速にフラット化すると思います。

全スタッフが、それぞれ独自に情報を集め、共通クラウドに集め、そこで整理された情報の共有を受けて、意見を提出しという仕事が一連の作業になり、毎日の上司への報告やフィードバック、指導といった、よくある風景は、その大半が消滅する。そういう組織が生き残る組織の形と考えます。

そうなったとき、指揮命令の系統という、複雑な情報の流れを制御するルールは理屈上不要になり、管理職も含めた全スタッフが、直接顧客や外部から情報を集めて来るため、有益な情報やアイデアを直接収集した人の価値が上昇し、その人のモチベーションも上がります。

そういう組織が、一日も早く実現するため、生成AI・デジタル化を強力に推進すべきと思います。

サポートをよろしくお願いいたします。