「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」
「パラサイト」がアカデミー作品賞を、外国語映画として初受賞しまして、
映画ファンのみならず、世間一般も沸いている今日この頃。
「ふん、俺は去年末の先行公開でもう観てるしな」
→売れる前から知ってたよー、が偉いと思っている歪んだ映画ファン思想
「面白いけど、あの監督の最高傑作とまではいかないかな」
→俺は前から注目してたクリエイターだったぜ、とアピールしたい歪んだ映画ファン思考
とか思いつつ、先日観た映画は、これだぁ。
「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」
正直ね、全然観たくなかったのです。
しかし、子供のリクエストに応えて、いやいやながら観に行った結果。
結構、というか大分面白かったです。
私は、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」世代なのですが、
あのときと変わらぬノリと、進化している魅せ方に、なかなかに楽しんでしまいました。
ヒーロー映画の中心にいるのは、「アベンジャーズシリーズ」ですが、もろに影響を受けまくった展開がアツい。
今回の悪役は、基本的に何が目的なのかはわっぱり分からない、悪役というか、人相が悪い怪人なのですが、
「明日は、地球の半分を破壊してやる」
とか言いながら、空間のトンネル(?)を作って去っていくところとか、アベンジャーズのサノスそのままです。
変身の掛け声とともに、ワンカットで通常モードからレンジャーモードに変身していくところとか、
おじさんは興奮してしまいました。
ただ、年を取って、素直に観られなくなるところがあるのも事実。
終盤、なんやかんやで結束したヒーローチーム×3と悪役軍団が戦うのですが、
まずはお約束として、雑兵が多数投入されるのです。
そこで、ここが玩具の売り時だ。とばかりに、
伸びるうえに、しなる剣
光る矢が複数飛び出る、光る弓
肩に担ぐ、キャノン型の連射大砲
などなど、多彩な武器で、ヒーローチームが、雑兵を蹂躙します。
雑兵軍団には、飛び道具はなく、棒のようなものが与えられているだけ。
これでは、ただの虐殺である。
肝心の大ボスは、後方で高みの見物。
いやぁ、組織って大変ですね。
現場の苦労は絶えることがありません。
追伸)
「パトレンジャー」が本来宿敵であるはずの「ルパンレンジャー」と共闘するのが、今作の見どころのようだったのですが、
現場に駆け付けた「パトレンジャー」が、「ルパンレンジャー」たちに言い放つ。
「心配するな。上の許可は取ってきた!」
いやぁ、警察組織も、大変そうです。
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